パナマ文書問題 スイスの関連会社の技術者逮捕
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各国の首脳などの資産運用が明らかになるきっかけとなった内部文書が流出した中米パナマにある法律事務所の関連会社に勤務する男が、内部データをシステムから抜き取った疑いで逮捕されたとスイスの新聞が伝え、文書の流出に関わっていたか注目されています。
ことし4月、いわゆるタックスヘイブンの地域に法人などを設立するのを手助けしていたパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した内部文書の内容が報道されたのをきっかけに、各国の首脳などの隠れた資産運用の実態が明らかになり、アイスランドの首相やスペインの産業相が辞任に追い込まれました。
スイスの主要紙の1つ「ル・トン」は15日、スイスのジュネーブにある「モサック・フォンセカ」の関連会社に勤務する技術者の男がシステムに不正にアクセスし、膨大な量の内部データを抜き取った疑いで数日前に逮捕されていたと報じました。
スイスの検察がこの関連会社を捜索し、コンピューター関連機器を押収して捜査しているとしています。
男は容疑を否認しているということですが、抜き取ったデータが問題の内部文書だったか、注目されています。
スイスのジュネーブ州の検察はNHKの取材に対し、「モサック・フォンセカ」からの告訴を受けて、捜査に着手したことは認めた一方、逮捕や捜索については「コメントできない」としています。
スイスの主要紙の1つ「ル・トン」は15日、スイスのジュネーブにある「モサック・フォンセカ」の関連会社に勤務する技術者の男がシステムに不正にアクセスし、膨大な量の内部データを抜き取った疑いで数日前に逮捕されていたと報じました。
スイスの検察がこの関連会社を捜索し、コンピューター関連機器を押収して捜査しているとしています。
男は容疑を否認しているということですが、抜き取ったデータが問題の内部文書だったか、注目されています。
スイスのジュネーブ州の検察はNHKの取材に対し、「モサック・フォンセカ」からの告訴を受けて、捜査に着手したことは認めた一方、逮捕や捜索については「コメントできない」としています。