ライチョウの卵 カラスが捕食か 乗鞍岳
長野県と岐阜県の境にある乗鞍岳で、カラスが絶滅のおそれのあるライチョウの卵を食べたことが確認され、環境省はライチョウの生息数がさらに減ってしまうとして、今後、カラスの捕獲を検討するなど対策を講じることにしています。
環境省長野自然環境事務所によりますと、乗鞍岳で見つかったライチョウの巣で、今月3日、カラスが卵をくわえている様子が合わせて4回、センサーカメラで自動的に撮影された画像で確認されたということです。このライチョウの巣では、先月28日、卵が6つあることが確認されていましたが、カラスが卵をくわえている画像が撮影されたあと、すべての卵がなくなっていたということです。
乗鞍岳では、ライチョウが生息する標高2400メートル以上の高山帯で、30年ほど前からカラスが観察されるようになり、先月下旬から今月上旬にかけても2羽程度観察されたということです。
長野県内でライチョウの卵がカラスに食べられたのが確認されたのは初めてだということで、環境省は、絶滅のおそれのあるライチョウの生息数がさらに減ってしまうとして、今後、乗鞍岳でカラスの捕獲を検討するなど対策を講じることにしています。
また環境省では、登山者が生ゴミなどを山に放置したためカラスが高山帯にまで来るようになったとして、登山者にマナーの徹底を呼びかけています。
乗鞍岳では、ライチョウが生息する標高2400メートル以上の高山帯で、30年ほど前からカラスが観察されるようになり、先月下旬から今月上旬にかけても2羽程度観察されたということです。
長野県内でライチョウの卵がカラスに食べられたのが確認されたのは初めてだということで、環境省は、絶滅のおそれのあるライチョウの生息数がさらに減ってしまうとして、今後、乗鞍岳でカラスの捕獲を検討するなど対策を講じることにしています。
また環境省では、登山者が生ゴミなどを山に放置したためカラスが高山帯にまで来るようになったとして、登山者にマナーの徹底を呼びかけています。