咳を録音して肺炎・ぜんそく・気管支炎を90%診断できるスマホアプリが開発される

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咳の音から呼吸器系の病気を診断するスマホアプリが、オーストラリア・クイーンズランド大学で開発された。

このアプリ「ResApp」で5回の咳を録音すると、肺炎・ぜんそく・気管支炎・慢性閉塞性肺疾患かどうかの診断をしてくれる。

子供なら90%正確な診断結果

現在、医師たちによる臨床テストが行なわれているこのアプリ。オーストラリア・パースにあるプリンセス・マーガレット病院で524人の子供を対象に行なわれた最近のテストでは、90%正確な診断結果が出た。

患者(被験者)は5回の咳をスマホに録音し、スマホアプリがそれを専用研究所に送信。研究所のコンピューターが音声(咳の音)の分析・診断を行ない。結果をスマホアプリに返す。その結果がスマホに表示されるという仕組みだ。

これからブリスベンのウェズリー病院で、400人を対象としたテストが行なわれる予定になっている。

医者不足の地域で役立つ

このアプリを使えば、今している咳がただの(普通の)咳なのか、病気による咳なのかが区別できる。

「特に医療システムが整っていない地域や国で、診断の際にこのアプリがおおいに役立つだろう」とウェズリー病院の医師は言う。

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