東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は15日、舛添氏の知事辞職を受けて、コメントを発表した。東京五輪・パラリンピックまで約4年となる中、「開催都市の知事がこのタイミングで変わることは、極めて残念」とした上で。舛添氏の功績が、IOCからも高く評価されていたとも述べている。
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舛添氏は2年前、史上最高のオリンピック・パラリンピック大会の開催を公約として掲げ、当選され、これまで、東京2020大会の成功に向けて、さまざまな功績を残してこられました。
特に、会場計画の見直しにあたっては、都民、国民の負担を最小限に抑えるため、都立施設の建設中止を英断し、組織委員会と連携を図りながら、コストの縮減に尽力されました。
また、遠藤(利明)オリンピック・パラリンピック担当大臣とともにリーダーシップを発揮し、大会の確実な運営のため、国、都、組織委員会の役割分担の見直しについても果敢に取り組んでいただきました。
これら舛添知事の功績は、先般東京で開催されたエグゼクティブミーティングでもIOCから高く評価されていました。
大会を運営する組織委員会としては、開催都市の知事がこのタイミングで変わることは、極めて残念であります。あえて申し上げたいことは、東京2020大会を招致したのは、あくまでも東京都であり、確実な準備を進める責任は東京都が担っています。今後、どなたが知事になられても、この点は十分に認識いただきたいと思います。組織委員会としては、新しい知事としっかりと連携を図り、大会成功のため準備を着実に進めていきます。