海外建設協会によると、今年上半期の韓国の建設各社による海外での工事受注は暫定集計で141億ドルとなり、前年同期(235億ドル)を約40%下回り、2012年以降で最低水準にとどまっている。原油安などで世界各国での工事発注が減少した影響が大きかった。
海外受注の不振は、これまで発注が多かった中東・アジア地域で受注が激減したためだ。受注額は中東が44億ドル、アジアが66億ドルで、それぞれ前年同期を44%、38%下回った。一方で、受注額こそ小さいが、太平洋・北米は13億ドル、アフリカは5億ドルで、それぞれ302%、113%の伸びを示した。
海外建設協会のキム・ジョングク地域第2室長は「原油安の影響が続いた上、例年とは異なり、大規模プロジェクトもなかった。下半期はイラン、サウジアラビア、イラクなど中東、エクアドルなど中南米で大型プロジェクトを受注できる可能性が高く、状況は改善するのではないか」と述べた。