【AFP=時事】フランスで開催されているサッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)で暗い影を落としているサポーターの暴力問題。そこでAFPは、特に危険な行動を起こしているロシアの過激サポーター集団「フーリガン」の実態について解説する。
――どこから来たのか?
ロシアのフーリガンは、えりすぐりのメンバーで構成される組織化した集団で、「ファーム」の名で知られている。1990年代初頭のソビエト連邦解体に伴い、英国フーリガンの情報が自由に流れ込むようになったことをきっかけに設立され、集団ごとに階級が存在する。
ロシアでフーリガンを扱った書籍の執筆や、テレビのドキュメンタリー番組の制作を手掛けるウラジーミル・コズロフ(Vladimir Kozlov)氏は、「1990年代初頭までファームは存在しませんでした。英国のフーリガンがきっかけになったのは間違いありません。彼らを模倣したんです」と語っている。
――何者なのか?
基本的には普通の仕事に就き、家族を持つ人もいるが、ロシアのフーリガンには格闘技の愛好家が多く、イングランドのフーリガンと比べると体の鍛え方が違うという自負を持っている。
現在フランスに滞在しているフーリガンのデニス(32)は、「イングランドのやつらは飲んでばかりでトレーニングをしないが、俺たちは飲まずにトレーニングする。その俺たちの道がどこかで交われば、彼らに希望なんてあると思うか?」と話し、今大会を「欧州の猛者と拳を交えるチャンス」と称している。
同じくフーリガンの一人で、モスクワで広報の仕事をしているというウラジーミル(30)は、「ロシアのファンやフーリガンは、20歳から30歳くらいの若者だ。そのほとんどがスポーツマンで、ボクシングや格闘技全般をたしなんでいる」と述べている。
――人数は?
コズロフ氏は「現在も活動中のフーリガンは数百人程度で、多く見積もっても数千人」としており、「ウルトラス」と呼ばれる特に過激なサポーターはそれほど多くないとの見解を示している。
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