去年７月、東京・足立区で、自営業の男性を刃物で脅して車で連れ去り身代金３０００万円を要求したなどとして、自称、建築業の男ら男女４人が、身代金目的の誘拐などの疑いで警視庁に逮捕されました。
４人はいずれも容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、東京・葛飾区の自称、建築業の飯野祐一郎容疑者（３２）ら男女４人で、警視庁の調べによりますと、去年７月、東京・足立区の駐車場で、自営業の３０歳の男性を刃物で脅して車で連れ去り、身代金３０００万円を要求したなどとして、身代金目的の誘拐などの疑いが持たれています。
これまでの調べで４人は、男性を連れ去ったあと男性の母親に電話で身代金の受け渡し場所などを指示しましたが、およそ１時間半後に江戸川区内の駐車場で車を止めて立ち去りました。
男性は、自力で近くのコンビニエンスストアに駆け込み、母親に助けを求めたということです。
警視庁は男性の交友関係や現場の防犯カメラの映像などから４人が事件に関わったとして逮捕したということで、さらに詳しいいきさつを調べることにしています。
警視庁によりますと、調べに対し４人はいずれも容疑を否認しているということです。