国立市のホームページ制作会社にパクられた！？ブランドコンセプトと芹沢ガラスの関連は？

材木座商店が運営サポートしている 玄関ドア交換の専門店「玄関.jp」が、東京都国立市の芹沢ガラス（代表取締役 芹沢幸明）が運営する「玄関リフォーム.com」というサイトに、ホームページの内容をパクられました。

玄関.jpは、リフォーム用玄関を扱う専門サイトで、オンライン上で玄関のサイズを入力し、見積もり、現地調査の依頼まで出来るサイトです。玄関リフォーム.comとはコンセプト、仕組み、デザインが似ているだけではなく、FAQ、問い合わせ、見積もりシステムの文面などは、一字一句完全に同じという状態です。（4/15の午後、問題のページは変更されました） 玄関.jpは2009年頃から、試行錯誤を続けて改良を重ねているものですが、それをコピペされてしまいました。完全に一線を超えていて、社会良識から大きく外れています。パクリ問題を日本から少しでも減らせるよう、この東京都国立市の会社による行為で被害が広がらないよう周知します。

※4月16日の昼まで、当ブログにおいて、社名、サイト名、画面キャプチャ等、全て伏せていました。それはパクリの経緯説明と謝罪さえあれば、穏便に済ませようと思っていたからです。芹沢ガラス（代表取締役 芹沢幸明）は創業が昭和29年の歴史ある会社、ブランドコンセプト（代表取締役 木村哲也）はホームページの制作会社です。評判が落ちると従業員の方々も嫌な思いをされるだろうし、こちらも気を遣ったつもりでいました。ブランドコンセプトに電話した際も、応対してくれたのが女性でしたので、核心には触れず、とにかく急いで社長から電話が欲しいと伝えたつもりです。

※4月16日の夕方、玄関リフォーム.comのドメイン（genkanreform.com）の登録者であり、玄関リフォーム.comを制作したと思われる、ホームページ制作会社ブランドコンセプトの代表取締役 木村哲也氏（芹沢ガラスの従業員が木村氏の会社に制作依頼していると言っていました） と電話で話をする事ができましたが、対応があまりにも酷いため、こちらの配慮は無駄だったと判断。知り得た事実のみ全て公表します。　※誹謗中傷が目的では一切ありません。皆様の目で判断していただきたいです。

1. ウェブ魚拓を利用して、パクリサイトである玄関リフォーム.comの可能な限りのページを保存。
   今回は同業者によるパクリという非常に悪質なものなので、有料になりますが『証明用・資料用非公開ウェブ魚拓』でパクリサイトの証拠を確保しました。ウェブ魚拓のサイトには『裁判に資料としてご利用される場合、お問い合わせいただければ必要な情報をサポート致します。』と書かれており、非常に心強いです。
2. パクリサイトの証拠が消える前に、スクリーンキャプチャ（スクリーンショット）でも保存。万が一ウェブ魚拓のサービスが終了してしまうと困るので。念のためを考えて保存しました。
3. WHOIS情報検索（aguse）でドメインの登録者、サーバーの特定。
   今回aguseで調査したところ、パクリサイトである玄関リフォーム.comを運営する「芹沢ガラス」と同じ東京都国立市中2丁目！にある（両社の距離は徒歩1分。どういった関係なのか…）、株式会社ブランドコンセプトの代表取締役 木村哲也氏がドメインの登録主でした。そのブランドコンセプトの会社ホームページには『システム開発、ウェブ制作事業、モバイル事業、ネット広告代理事業やASPサービスの提供』とあります。。。。レベニューシェア的な契約でホームページ制作会社側がドメイン取ったのでしょうか。。。ドメイン登録情報のほか、ホームページ制作会社ブランドコンセプトのサイト、その他にも関連のあるものは保存しました。

Domain Name: genkanreform.com
Domain ID: 1992483637_DOMAIN_COM-VRSN
Updated Date: 2016-01-28T00:00:00Z
Creation Date: 2016-01-08T00:00:00Z
Registrant Name: tetsuya kimura
Registrant Organization: brandconcept Inc
Registrant Street: 2-4-3 Naka
Registrant City: Kunitachi-shi
Registrant State/Province: Tokyo
Registrant Postal Code: 186-0004
Registrant Country: JP
Registrant Phone: +81.425055280
Registrant Email: kimura@brandconcept.co.jp

東京都国立市の芹沢ガラスが運営している「玄関リフォーム.com」のパクリページによる被害が広がらないよう、証拠の保存が済んでから早急にGoogleへ通報しました。これは著作権を侵害しているサイトのページを、Googleの検索結果に表示しないようにする為のものです。手動によるペナルティですね。相手がGoogle Search Consoleを使っている場合ペナルティの連絡が届くはずなので、証拠隠滅される前に、証拠をしっかり集めてから、Googleへ通報しました。
→ 著作権侵害の報告

著作権侵害の報告では、連絡先や盗作された内容の説明などを記入します。Googleの中の人が盗作部分＝著作権を侵害された場所を確認しやすいよう、できるだけ詳細に説明したほうが良さそうですね。著作権侵害の報告を行うと、数日後には著作権侵害による削除が承認されるのか、拒否されるのかが判明するようです。

※4月14日（2日後）報告したページが承認され、Googleよりメールが届きました。著作権問題は対応早いですね！

Google へご連絡いただきありがとうございました。
デジタルミレニアム著作権法に従い、お送りいただいた著作権侵害の申し立て通知への対応を完了しました。次の URL は数時間以内に Google の検索結果から削除されます。

Google Search Console の、削除用ダッシュボードでも、著作権侵害の申し立てが調査され、無事に承認された事が確認出来ました。

サイトが公開され誰にでも閲覧できるような状態なので、稼働しているかの確認は不要ですが、今回は玄関リフォーム.comに書かれている運営主（芹沢ガラス）と、ドメインの登録者（ホームページ制作会社ブランドコンセプト）が異なるので、抗議の前に運営主（芹沢ガラス）が実際に玄関リフォーム.comを使って営業活動を行っているか確認する必要性を感じました。玄関リフォーム.comのフォームから連絡を入れ、先方からの連絡を待ちました。

その後、玄関リフォーム.comに書かれていた、運営主（芹沢ガラス）の営業担当M氏から電話に連絡がありました。ハキハキと元気に会社名とお名前を名乗っていただけて助かりました。これで玄関リフォーム.comと芹沢ガラスが間違いなく繋がっている証拠が取れました。（この時点では抗議等はしていません）

2016年4月15日
まずは玄関リフォーム.comの運営会社である「芹沢ガラス」に電話しました。営業のM氏が対応してくれましたので、今回のパクリについて問題があることを伝えました。すると私達は直接作っていなくて、ある会社に依頼しているとの回答。。。 私が「作っているのは、すぐご近所の木村氏が代表の株式会社ブランドコンセプトですよね？」と伝えると、M氏が驚いた感じで「そうです！木村さんの会社に作っていただいています。木村さんをご存知でしたか！」とあっさり白状してくれました。芹沢ガラスの社長とも話をしたかったのですが、留守との事で直接話せませんでした。

その後すぐに、芹沢ガラスのM氏に教えてもらった、玄関リフォーム.comを制作したであろう、株式会社ブランドコンセプトに電話を入れました。残念ながら木村氏も不在との事で、折り返し電話が欲しい事を伝え電話を切りました。その後、1時間程度で特に問題のあるページが一度削除され、準備中に変わったことを確認。しかし、こちらが指定した時間までに電話は掛かってきませんでした。。。こういう対応の遅さは致命的ですね。

ページを丸ごと盗用しておいて、バレたら部分的に削除するだけで済むことでしょうかね？
パクリはそんな軽い問題でしょうか？

2016年4月16日
10時17分：非通知設定で電話が掛かってきました。。。誰か分からないので無視しました。
16時54分：またもや非通知で電話が掛かってきました。今回は電話に出ました。東京都国立市のホームページ制作会社「ブランドコンセプト」の木村哲也氏でした。（こういう大切な連絡をする場合、非通知で電話しますか？非通知じゃ電話に出ない人多いと思います。）

どうしてこのような事をするのですか？と私が訪ねても、木村哲也氏から真摯な答えがありません。
玄関リフォーム（genkanreform.com）のドメインを保有されていて、御社が作ったんですよね？と聞いたのですが、「whoisで調べた情報だと思いますが…何を言ってるのか分かりません。」的な回答。「芹沢ガラスの営業の方が、玄関リフォーム.comは木村さんの会社（ブランドコンセプト）に頼んで作りましたと言っていましたよ」と言ったら、芹沢ガラスの担当は誰ですか？？と。。「私が芹沢ガラスの営業M氏ですよ。御社が作ったんですよね！」というと、今度は「お客様の情報は教えられません」との事でした。もし関わりがないのであれば、関係ありません、作っていませんという回答になりませんか？？こちらはどうしてこんな事をするのか、知りたいだけなんです！それなのに…。とても残念で悔しいです。

なので、国立市のホームページ制作会社ブランドコンセプトの社長である木村氏に、「出すもの出しますからね」と伝えて電話を切りました。この時点をもって社名、会社名など知り得た事実のみ公開しました。（相手の事も考え、この電話までは当ブログで会社名、URL、画面のキャプチャさえ、載せていませんでした。） このページを見た皆さんがどう思うか、判断は皆様にお任せしたいと思います。

今回のパクリ行為には大変不愉快な思いをしました。同じホームページ制作に携わる者として、この行為・対応は絶対に許せません。多少競合を参考にして真似ることはあるでしょう。クライアントにパクって！と言われる事もあるかもしれません。ただ、制作会社が断らなくちゃ。クライアントを守る為、クライアントの成功を第一に考えて仕事をするのが制作会社の義務だと思いますから。

最後に、玄関ドアの交換なら玄関.jpにご依頼ください。玄関.jpをよろしくお願いいたします（笑）
→ 玄関ドア交換の専門店 玄関.jp

何か問題がある記載がありましたらご指摘ください。
よろしくお願いいたします。

材木座商店　代表　菅  一樹

1. コンプライアンスとは
2. コンプライアンスが問題になる主なケース
3. コンプライアンス違反から生じる影響

• 著作権を侵害されたと思ったとき、著作権を侵害されたときに考えること（著作権のひろば）
• 著作権違反をしているホームページやブログを検索結果から消す方法（稲田行徳ブログ）
• Webサイトやブログをコピー（盗作）された場合の対処法（レンサバネット）
• Webサイトやページを盗作された場合の対策方法（パシのWP SEOブログ）
• ネットに見る盗用（著作権侵害）の実例 ＜矢澤行政書士事務所＞

ちなみに著作権を侵害するどうなるかご存知ですか？著作権には気をつけて！経営者をトラブルから守る法律知識と手続き（第9回） に分かりやすく書かれていますが、刑事罰の規定で、最高で10年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金。ちなみに今回の場合は法人なので、なんと罰金は3億円以下！です。それだけ著作権侵害というのは大きい罪なんですね。評判だって一気に悪化するでしょう。