遠田寛生
2016年6月15日11時56分
大リーグ、マーリンズのイチロー(42)の日米通算安打数が14日現在4255本で、ピート・ローズ氏の持つ大リーグ記録の4256本に迫っていることが米国でも話題になっていることについて、ローズ氏が「合算記録」に否定的なコメントを米紙に寄せた。
「ヒット・キング」と言われてきたローズ氏は13日付のUSAトゥデー紙で「日本では私を『ヒット・クイーン(女王)』にしようとしている」と発言。「殿堂入りするキャリアを送っているイチローから何かを取り上げるつもりはないが、次は彼の高校時代の安打まで数え始めるんじゃないか」と不満を漏らした。
日本のプロ野球を大リーグと比べること自体が間違いとも言及。近鉄などで活躍したタフィ・ローズ氏を引き合いに出し「大リーグで何もできなかった選手が、どうしたら年間最多の55本塁打を打てるのか。大リーグと日本を同等に見ている人はいないと思う」と突っぱねた。
ローズ氏の発言を受け、イチローを擁護する意見も出てきた。ニューヨーク・ポスト紙は14日付で「イチローの記録達成の瞬間を、ローズの嫌みで汚させるな」とのコラムを掲載。ヤンキースに所属した14年に、イチローが控えの役割ながらキャンプから必死に準備している姿に感銘を受けたという。筆者は幼少の頃はローズのファンだったとした上で、「がっかりさせることばかり」と批判した。(遠田寛生)
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