長期金利 ー0.185%に低下 過去最低更新

長期金利 ー0.185%に低下 過去最低更新
15日の国債の市場では、イギリスがEU=ヨーロッパ連合から離脱することへの警戒感などから、比較的安全な資産とされる日本国債を買う動きが強まって、長期金利の代表的な指標になっている、満期までの期間が10年の国債の利回りが、一時マイナス0.185%まで低下し、過去最低を更新しました。
国債の市場では15日午前中、投資家が日本国債を買う動きを強め、国債の価格が上がりました。国債は価格が上昇すると、利回りが低下するという関係にあるため、長期金利の代表的な指標になっている、満期までの期間が10年の国債の利回りは一時マイナス0.185%まで低下し、過去最低を更新しました。
市場関係者は「来週23日にイギリスで行われるEUからの離脱の賛否を問う国民投票で仮に離脱が決まった場合、世界経済に及ぶ影響への警戒感から、投資家の間で比較的安全とされる国債に資金を振り向ける動きが広がっている」と話しています。