JTB パソコンを遠隔操作するウイルスに感染か

JTB パソコンを遠隔操作するウイルスに感染か
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大手旅行会社「JTB」が管理する大量の個人情報が外部に流出したおそれがある問題で、パソコンを遠隔で操作できるようにする「PlugX」と呼ばれるコンピューターウイルスに感染した疑いがあることが関係者への取材で分かりました。警視庁は感染したウイルスの詳しい分析を進めています。
この問題で大手旅行会社「JTB」は、顧客の個人情報を管理するグループ会社のサーバーが「標的型メール」によるサイバー攻撃を受けていたことを、14日の会見で明らかにしました。
関係者によりますと、感染したのはパソコンを遠隔で操作できるようにする「PlugX」と呼ばれるコンピューターウイルスの疑いがあるということです。
セキュリティー会社によりますと、「PlugX」は政府機関や大手企業など特定の組織を狙う標的型のサイバー攻撃で、4年前ごろから使われ、感染させるとサーバーやパソコンにある情報を引き出すことができるということです。
この問題で、先月末にJTBから被害の相談を受けた警視庁は、不正指令電磁的記録供用などの疑いを視野に感染したウイルスの詳しい分析を進めています。