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2016年06月15日 08時30分 UPDATE

日本生まれの透明ビニール傘、世界的ブームに 2万円の高級傘も (1/3)

“その場しのぎ”のイメージが強いビニール傘だが、今季はおしゃれアイテムとして注目を集めている。中には2万円を超えるものまで出ている。

[産経新聞]
産経新聞

 突然の雨に、コンビニエンスストアに駆け込んでビニール製の透明傘を買った経験がある人は少なくないだろう。“その場しのぎ”のイメージが強いビニール傘だが、今季は雨の日のおしゃれアイテムとして注目を集めている。英王室御用達ブランドのビニール傘が人気となり、有名ブランドが続々ビニール傘を打ち出し、中には2万円を超えるものまで。実は、日本の雨具メーカーから始まったビニール傘の歴史が、新たな盛り上がりを見せている。(中井なつみ)

画像 新宿高島屋の特設売り場。品薄で入荷待ちになっている形も多い=東京都渋谷区の新宿高島屋

キャサリン妃と同じ

 ビニール傘に注目が集まるきっかけとなったのは、英王室のエリザベス女王やキャサリン妃らが使用していることで話題となった英ブランド「フルトン」だ。

 フルトンの傘は、鳥かごのように見える独特の丸みがあるシルエットが特徴。かわいらしい雰囲気だけでなく、顔周りをすっぽり覆ってくれるので、雨や風が強いときでも安心という利点もある。

 値段は1本5940円〜。人気に合わせて日本限定発売のデザインも登場しており、紫外線カット機能が付いているタイプが好評だという。

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