この惑星は連星のうち主星のまわりを1107日(約3年半)で公転しており、木星の公転周期12年と比べると非常に太陽に近い位置、水が液体で存在でき、生命を育める可能性があるハビタブルゾーンと呼ばれる位置を周回しています。とはいえ、Kepler-1647bはガス惑星であるため、その厚い大気の下に生命がいる可能性はほぼないとのこと。
ただ、もしもこの惑星にそれなりの大きさの岩石質の衛星がある場合は話が別。そこに何らかの命がいないとは言いきれません。研究チームはKeplar-1647bがまだ氷山の一角だとして、ひとたび生命が存在する可能性のある星が見つかれば、最新のコンピューター解析で詳細に調査するとしています。
なお、Kepler-1647bは生まれてから44億年ほどで、はくちょう座の方向に地球から約3700光年離れて存在しています。