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大阪会議「次回は盆までに」松井知事 「大阪都構想」の対案、二重行政の解消…
大阪府の松井一郎知事は3日、府と大阪市、堺市の首長と議員が広域の行政課題を話し合う「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の次回会合について、「お盆までに開く」と述べ、近く各委員との日程調整に入る考えを示した。この日行われた自民党府議団との会談で明らかにした。
先月24日の初会合では、橋下徹大阪市長ら大阪維新の会側が、大阪会議が二重行政の解消を目的とした「大阪都構想」の対案であることを規約に盛り込むよう求め、自民など他会派が反発。規約はまとまらず、次回会合のめども立っていなかった。
この日の会談でも、松井知事と自民側の間で大阪会議の位置づけをめぐって激しいやり取りが繰り返された。自民側が「知事は大阪会議を実りあるものにする責任がある」などと迫ると、松井知事は「規約にこだわらず、二重行政解消の中身の議論をしたい」と応じ、次回会合をお盆までに開くと明言した。
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