１人で海渡る子どもの難民急増　アフリカから欧州へ

　【ジュネーブ共同】国連児童基金（ユニセフ）は１４日、今年１〜５月に親や親戚の同伴なしに１人でアフリカから地中海を渡って欧州のイタリアにたどり着いた子どもの難民らが７千人を超え、昨年同時期の倍以上に上ったとの報告書を発表した。イタリアに渡った子ども全体の９割以上に達するという。

　先に欧州に渡った両親らを追って渡航する子どもが増えているためとみられている。ユニセフは「同伴なしの子どもは人身売買や性的虐待の被害を受けるリスクが高い」と警告、国際社会に対策を促した。