先日、自分のPCの環境をSkaylakeに移行するついでに、以前から
「Windows10へアップグレードしませんか?」
とうるさかったので、ついでにアップグレードし、正しくライセンス認証されました。
ですがその際に、新たに購入したマザーボードに不具合が発生してしまいました。
具体的には東プレのキーボードの認識が不安定であるという問題です。
結果的に他のマザーボードへと交換する事になってしまったので、当然Windows10のライセンス認証に通らなくなるので、またWindows7を利用しなくてはいけなくなるのではないか?と、購入店のサポートに世間話がてら聞いてみると「正当な理由があれば再ライセンス認証は電話で行えるはず」と聞いたので、以前からツイッターなどで話題であった
ただし!一度Win10にアップグレードした実績のあるプロダクトキーは、その時のマザーボードと完全な紐付けがされるので、他のPCに流用ができなくなります!ご注意を!
— ツクモ名古屋1号店 (@TSUKUMO_NAGOYA) February 24, 2016
あと、Windows10への無償アップグレード期間は今年の7/28までです!まだの方はお早めに!
追記です。
— ツクモ名古屋1号店 (@TSUKUMO_NAGOYA) February 24, 2016
実は、無償アップグレードのWin10はメモリの増設等でも認証が一旦外れます。その場合は電話認証でなんとかなるのですが、マザーボードの場合は完全アウトとの事。故障で変更した、と電話しても「OSは新規でご購入下さい」と言われてしまいます。無償UPGはお試し版とお考え下さい
「マザーボードなどの基幹パーツの交換をすると無償アップグレードはライセンス認証が通らなくなり、使えなくなるので、新たにWindows10を買わなくてはいけない、Windows10無償アップグレードはお試し」という話があったので
実際にマイクロソフトの電話ライセンス認証窓口に電話して確認しましたところ
電話でのライセンス認証窓口の担当者が言うには
「特にパーツの変更などが理由でのライセンスの失効というのはないと考えている」
「電話ライセンス認証窓口でWindows10無償UPG版のライセンス認証が行えないのは
Windows10の無償アップグレード版には自動ライセンス認証しかなく、通常ならライセンス認証が正常に行われなかった場合は電話窓口へ電話するように促すメッセージが出るが、無償UPG版にはそれが出ずにエラーコードが出る」
answers.microsoft.com上記マイクロソフトコミュニティの質問から画像をお借りしました。
「このエラーコードの再認証は電話ライセンス認証窓口では行えず、マイクロソフトのアンサーデスク窓口で、専用の窓口がある、エラーコードの内容によってライセンス認証が再度行えるかどうかは当窓口では不明」と教えていただきました。
マイクロソフトアンサーデスク窓口は以下の電話番号は以下のURLに記載されています
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/875330
その後、新しいマザーボードが届いたのでセットアップをし、特に他のパーツでの問題が発生しないことを確認して、Windows10無償アップグレード版ISOを焼いたメディアから再度、Windows10をクリーンインストールします。ここで入力するのはWindows7のプロダクトキーです。
セットアップ完了後、ライセンス認証ができているかどうかを確認すると、上に貼り付けが画像のようなエラーコードが出ていますので
アンサーデスク窓口に電話をし、ガイダンスに従って、Windows製品のサポートデスクに電話を繋いでもらいます、そこでまず
- Windows10の無償アップグレード版であること
- 画面にエラーコードがでて再ライセンス認証必要であること
- ライセンス認証画面に出ているエラーコード
を伝えると、担当者につなぐか、つながらない場合には折り返し電話をすると言われます。
(私の場合は折電でした)
担当者と電話がつながったら
- どのパーツをどういう理由で交換したらエラーコードが出るようになった
(私の場合はマザーボードの初期不良でマザーボードを交換したこと)
を伝え、エラーコードを再度伝えます。
担当者がエラーコードを確認します、復唱などで再確認します。
再ライセンス認証の手続きに入ると言われます。
手続きにリモートで操作する必要があるので、リモートデスクトップの画面で
IDを入力して欲しいと言われます。
ここからしばらくリモートで操作をしてもらい、何度かライセンス認証を試みてできないことを確認します。
ここから幾つか失念していることがありますが
いくつかの操作のあと、いつもどおり再ライセンス認証に必要な「A~HのBOXに記載されている数字の番号」が画面上に出てくるので口頭で担当者に伝えます。
現在利用しているWindows7のプロダクトキーを教えます。
Windows7のプロダクトキーが正規のものであることを確認してもらいます。
今回でたエラーコードでは、同じプロダクトキーではライセンスの認証が通らないため
新たにWindows10用のライセンスキーを発行すると言われます
ライセンスキーを発行してもらいます。
またリモートで操作していただき、いくつかこちらでも操作します。
リモートで新しいライセンスキーを入力してもらい、認証されます。
Windows10が正常にライセンス認証されていることを確認します。
あたらしいライセンスキーは今後再インストールの際などにWindows10をセットアップするのに必要なので控えて欲しいと言われるので、メモ帳などに貼り付けてもらうか、あるいは口頭で聞きメモなどを取ります。
おつかれさまでした。
という流れで不良でマザーボードを交換した場合の再ライセンス認証は問題ありませんでした。
電話の最中に何度も「無償アップグレード版Windows10のライセンス認証について、PCパーツ交換の際の再ライセンス認証は電話でも通らないと言われているが
それはどうなのか」と聞いてみたところ
- 「とくにパーツの交換部品の違いでライセンスの認証を拒否することはない」
- 「無償アップグレード版のWindows10について、再ライセンス認証の回数の制限はなく、パーツの交換をしたからと、パーツ交換の回数によってライセンスの認証の拒否をすることもない」
- 「画面に出てくるエラーコードが重要で、エラーコードの内容によって審査している」
- 「基本的にユーザーの申告を全面的に信頼してライセンス認証の手続きを行う」
と言われたので、「では無償アップグレード版Windows10だからと言って、一度構成したPC以外でのライセンス認証ができないということはなく、今までの元のOSのライセンス条件にそって利用できると考えていいのか?(Windows7DSP版ならWindows7DSP版のライセンス条件にそって)」と問い合わせたところ
・「その理解で問題ない」
- 「電話をするときはエラーコードが確認できる状態であること」
- 「リモートで操作できる状態であること」
- 「エラーコードの内容によっては今回のように新しいライセンスキーを発行する」
- 「せっかく無償アップグレードの期間を設けているので、積極的にアップグレードしてほしい」
- 「ユーザーの間にそういう話があるのは知らなかった」
と言われました。これらの質問「DSP版ならDSP版のライセンス条件(バンドルパーツと利用することなど)にそっているので、無償アップグレード版Windows10のライセンス認証が行えない、ということはないのか」という質問については、電話認証窓口の担当者、実際の再ライセンス認証を手続きする担当者の二名に話を伺いました。
すくなくても2016年の5月の段階では「一度、承認したPCパーツの基幹パーツ(マザーボードなど)を交換すると二度とライセンス認証ができないので、新たにWindows10のパッケージ版なりDSP版なりを買わなくてはいけない、ということはないそうです。
「頻繁にPCパーツの交換をする自作PCユーザーの間で、質問中に挙げたような噂が広まっており、無償Windows10アップグレードをせずにいるユーザーがそれなりにいる、あるいは新しい環境を構築するときに新たにライセンスを購入するつもりでいる」
ということを伝え、もし、今回の案内に問題がないのであれば、MSとして不安しているような条件はないことを告知してほしい、と伝えて電話を終えました。
今回のケースでは問題なく再ライセンス認証が行えました
また、担当者レベルでの解釈の違いではないということも一応の確認は取れました
(公式としての回答でいいのかということは聞き忘れました)
ですが、再ライセンス認証に大体1時間ぐらいは要するため、非常に面倒です。
時間のあるときに手続きが取れない人は、普通にDSP版、あるいはパッケージ版の
Windows10を購入しておくといいかもしれませんね。