シャラポワ 資格停止処分の取り消し求め提訴

シャラポワ 資格停止処分の取り消し求め提訴
禁止薬物に陽性反応を示したとして2年間の資格停止処分を受けた女子テニスの人気選手、ロシアのマリア・シャラポワ選手が処分の取り消しなどを求めて、CAS=スポーツ仲裁裁判所に提訴しました。
シャラポワ選手はことし1月の全豪オープンで行われたドーピング検査で、持久力の向上などに効果があるとされ、ことし新たに禁止薬物に指定された「メルドニウム」に陽性反応を示したとして、ITF=国際テニス連盟から2年間の資格停止処分を受けました。
CASの発表によりますと、シャラポワ選手はこの処分を不服として、処分の取り消しか、期間の短縮を求めて提訴したということです。
これまでシャラポワ選手は、医師から処方されていた薬の成分にメルドニウムが含まれていたことや、新たに禁止薬物に指定されていたことは知らなかったとし「2年間の資格停止という不当に厳しい処分を受け入れることはできない」と主張していました。
CASの裁定は来月18日までに出る見通しだということです。