2016年6月13日、環球網によると、韓国警察庁は同日、2015年に韓国国内で発生した家庭内暴力(DV)事件が4万件に上ったことを明らかにした。1日当たり110件も起きている計算になり、14年(1万7250件)と比べると、132%も増えている。
韓国・聯合ニュースによると、16年も5月の時点ですでに1万2000件余りのDV事件が起きており、社会的にも懸念が深まっている。韓国警察当局が15年2月に女性青少年科やDV対策班を設置し、DV事件への積極的に介入していることが、事件増加の原因になっている。
韓国の16地方警察庁の統計では、DV事件の増加幅が最も小さい地方は光州で、14年の650件に対して15年は917件と、41.1%の増加にとどまった。
韓国警察当局はDV事件を「A級」「B級」と分類しており、A級に指定されたDVの起きた家庭に対して月1回の戸別訪問または電話での聞き取りを行っている。(翻訳・編集/岡田)