一流旅館・ホテルの宿泊予約サイトreluxの公式FBページのメッセンジャーにチャットbotが導入されました。
bot導入したことでどんな効果があるのか?大手が導入したということはどんな意味があるのか?考察もいれつつ今回のニュースを紹介しようと思います。
一言で言えば「一流旅館・一流ホテル」のみを厳選している会員制の宿泊予約サイト。FBページのいいね数はにはなんと50万超。結構な人気を誇る有名サービスです。
コンシェルジュサービスがついていることもウリの一つとなっていて、例えば
みたいな。
場所も値段も要望もフワッとした相談を『プロが受けてくれる』ってのが特徴でもあったこのサービス。さて、botを導入することでどうなったんでしょう?ちょっと実際使ってみました。
というわけで、実際に使ってみた動画がこちら。
口調含め、結構ライトな感じで会話が進み、宿の提案までしてくれます。
正直、Webサイトからの予約と体験としては大きく変わらないと感じたんですが、大きな変化がひとつ。チャットをしていくと最後に「コンシェルジュへ相談」ボタンが現れるんですよね。
「コンシェルジュへ相談」ボタンを押すと、チャットしている流れで(恐らくはボットとの会話から情報が渡った状態で)実際のコンシェルジュとそのままチャットできるようになっています。
で、実際使ってみると分かるんですが、ものすごく自然に押しちゃうと思うんですよね。これ。
大したことしてないように見えるんですが、これってこれまでの
みたいなフローにおいて、なんとなーく存在していた「5」 ⇒ 「6」の心理的ハードルをスパっとキレイに取り払っちゃってるんですよ。
プラットフォームとしてFBのメッセンジャーを使ってるので、いちいちログインも手間かからないですし、これは結構ECなんかの新しい流れになるかも?なんて考えてしまいました。
reluxのサービスは今後、検索の機能の向上に力をいれると宣言しています。bot上での検索機能の向上…となると人工知能ですよね。そうなると、今コンシェルジュが行っている業務を人工知能botに移管していく…という流れも自然に思えます。
24時間対応可能ですし、教育コストや人件費、維持コストなどもかからなくなりますからね。
今回の導入は最初のステップで、もしかしたら今後はそういう見立てがあるのかもしれません。気になります。とても気になります。実際どれくらい使われてるのか。満足度はどれくらいなのか。コンシェルジュの手間は減ったのか増えたのか。
もし担当の方見ていたら取材させてください。お願いします。
まだまだリリースされたばっかりですし、詳細な部分は良くわからないものの、人件費やマーケティングコストなんかの観点で相当大きな効果を生んでそうな今回の施策。
FBページでつながったユーザーと効率よくつながっていく手段として、さてどの程度の効果を生んだのか。引き続き取材を続けていきたいと思います。
現状でもすぐにreluxのFBページから利用可能ですので、実際使ってみて導入検討を進めてみるのもいいかもしれませんね。
日本でビジネスでFBMessengerbotが使われている例ってまだ少ないので参考になると思います。
ではまたー。