こんにちは、NAEです。
かわいい、かっこいい
いいね、イケてる
デキる、シュッとしてる
超やばい、マジきてる
普段の会話やSNSで飛び交う、こんな何気ないポジティブワード。
口をついて出た薄っぺらい感想かもしれませんし、もしかしたら表面的なオツキアイのための建前かもしれません。
でも、そういう言葉が実は誰かの心の支えになっているかもしれません。
今回はそんなお話。
誰もが自分に自信を持ちたい
さて、
- 自分が大好きで自信を持っている
- 誰に何を言われてもぶれない
と心から言い切れる人、どのくらいいるでしょうか。
ぼくの知っている範囲(ブロガーさん)で公言しているのは自分大好きマスターKAORIさん(id:subetemanmaru)くらいでしょうか。
人にも負けず、自分にも負けず、人からの言葉や評価にブレない強い心を持ち、自分を信じる根拠はすべて自分の中にある。
そんな強い人になりたいし、そうありたい。誰もがそう思っていると思います。
(宗教やスピリチュアルなど、神や偶像、精神世界に救いを求める類のものがなくならないのはここが理由だと思います)
でも自分だけじゃ無理だから人に頼る
さて、ぼくは自分に自信を持った強い人間です。周囲からはそのような人だと思われているし、自分も心からそう思っています。
いえ、そう思っていました。
実はここ2週間ほど、休暇をもらっています。
客側の事情で提案したプロジェクトの立ち上がりがズルズルと遅れ、かといって主担当のため他の案件に入るわけにもいかず、有給消化で食いつないでいるのです。
思いもよらない長期休暇なのでラッキー!と思っていたのもつかの間、ふつふつと湧き出てくるのが
- ぼくは人や社会に貢献しているのか?
- 客はぼくを求めているのか?
- ぼくの価値はなんだ?
という負の感情。
とどのつまり、ぼくの自信とやらは、コンサルタントという仕事を通じて得られる
- 感謝:ありがとう、助かった
- 評価:よくやった、役立った
の言葉に大きく依存しているのでありました。
このように、一見自分に自信があるような人、自分でそうだと思っている人でも、
意外とその自信は実は他の人(からの言葉)に依存しているのではないでしょうか。
わかりやすい例を挙げます。
例1:自虐風自慢
出典:dairexia.com
こんなかわいくない私キライ、整形したい、マジ凹む・・・(+決め顔カメラ目線の写真)
今日彼女と別れたんだけど別の女友達がアタックしてきた・・・でも元カノの方が可愛いし迷うわorz
というような、自虐風自慢。見るだけでうざいことこの上ないですよね。
これ、実は自慢のフリしたSOSなんじゃないかな、と思うんです。
本当に自分に自信がある人ならわざわざ「自虐風」なんて遠回りでイヤらしいことはしないですよね。ホリエモンとかそうだと思います。
正面きっての自慢ははばかられる。そこまでする自信がない。だから「自虐風」でぼやかすんです。
つまり、自虐風自慢の根本には「自分に自信がないけど褒めてほしい」があるはず。
例2:詐欺プリ、盛り写メ、化粧変身
プリクラでデカ目処理をほどこし、足を細く見せ、あらゆる手段を尽くしてかわいい自分を演出する。
自撮り写メを研究し尽くし、最も美人に映る角度や光源の位置を割り出し、最高の奇跡の一枚を作り出す。
この世に存在するメイク技術を探し、習得し、変幻自在に駆使することで自分という素材を300%活かす。
世の男性からすると「詐欺だ」と言われかねないこのような行いも、
- 「わたしかわいい!」と自分で自分を褒める
- 友達に見せて「かわいいね」と褒められる
- ともすればモテる
などを通じて自分に自信を持ちたいというのがモチベーションの源泉のはずです。
女性に限らず、男性だって決め顔写真を撮ったりしますよね。
自撮りを通じてセルフイメージを高め、自分を好きになり、自分に自信を持つというのはそれほど効果があるんです。
例3:「かわいい」連呼
何気ないポジティブワードで自信を保つ。その最たるものが、女性の「かわいい」連呼だと思います。
小さな雑貨を見て「かわいい」
友達のハンドバッグを見て「かわいい」
新しい髪型を見て「かわいい」
一方、女性の言う「かわいい」には「好き」という意味はない。ラーメンで言えば「味がある」と同等だ。そんなTwitterの投稿が話題になりました。
世の男性の皆様、大変お待たせ致しました。
— FORCE@梅雨明けいつですか (@saksakstar) 2016年3月10日
昨夜彼女と『女性のカワイイ』について1時間半話してカワイイを紐解きました。
ご査収下さい。 pic.twitter.com/TN50lKt4gw
そんな意味しか持たない「かわいい」が、なぜここまで連呼されるのか。
それは、「かわいい」は自信を持たせるポジティブワードだからです。
気の知れた女性同士が「かわいい」を言い合うことで、お互いをポジティブな気分に持っていく。
「かわいい」は自分の自信を守るためのツールなんです。
バッシングしたい気持ちもわかる
自虐風自慢、詐欺プリ詐欺写メ盛り自撮り、そして「かわいい」。
いずれも過去にバッシングの対象になったものばかりです。
- 自慢するならそのまますればいいじゃないか!ウザいんだよ!
- こんな写真詐欺だろ!実物ブサイクじゃないか!
- 「かわいい」の意味がわからん。はっきりしろ!
言っていることはわかります。たしかに、人を騙す目的の詐欺自撮りや、嫌がらせ目的な自虐風自慢はは批判されてしかるべきです。
しかし、
- なぜそんなことをやっているのか
- そうしなければいけなかった理由はなんだ
- この人は何が欲しく、何を怖がっているのか
といった背景を考えて理解できれば、意外と「あ、そうか」と許してあげられるもの。
その背景の主たるものが、自信のなさからくる褒めてほしいという気持ちなのではないでしょうか。
まとめ:優しく見守る余裕を持とう
というわけで、自信という観点で見るポジティブワードの背景と効果のお話でした。
何気ないポジティブな一言で救われている人がいる。それが欲しくてもがいている人もいる。そう思えば、自虐風自慢や詐欺写メも優しく見守ってあげられる余裕が出てくると思います。
当然、しかるべき批判批評は必要です。が、(すこしウザかったとしても)褒めてほしがっている人がいたら素直に褒めてあげるほうがお互いにハッピーになれるのでは。
今回は以上です。