リスクヘッジとしての海外FX

追証に関するリスクヘッジ

FXで取引をしたことがある人ならば、追証については知識があるでしょう。追証とは取引で含み損が発生し、実際の自分の資金である証拠金が一定の割合を下回った場合に、追加で資金を投入しなければいけないという決まりのことです。海外FXでは追証という考え方がなく、いくら損をしてもゼロカットシステムにより、資産がマイナスになることはありません。簡単に言えば、損をする金額は最大でも証拠金の金額が上限ということになります。計算上、含み損によってマイナスになる場合には、ゼロカットと呼ばれる機能で証拠金が0になり、取引が終了するのです。これは考え方を変えれば「マイナス分の補てん」を行うことにより、借金を背負うリスクを管理してくれていることと同義です。海外FXは国内規制である25倍を超えるハイレバレッジでの取引な可能なため、瞬時に多額の借金を背負ってしまうリスクを回避しているのです。「余剰資金でFXを行うつもりが、追証の連発で借金を背負うことになった」というリスクを限りなくゼロになるように低減していますね。

スワップポイントに関するリスクヘッジ

FXの魅力は、レバレッジとスワップポイントです。FXで投資をしている人の大半が、レバレッジを利用したキャピタルゲイン（売却益）かスワップポイントのインカムゲイン（利子所得、配当）を収益の柱としています。実は海外FXでは、このスワップポイントに関するリスクヘッジが可能なのです。スワップポイントは異なる通貨間の金利差が利益、もしくは損になるという仕組みです。通貨Aと通貨Bの金利差が正の値であれば、もちろん利子収入となります。しかし実際には金利差がマイナスになることも多く、この点に頭を悩ませる方も多いでしょう。海外FXでは、スワップフリー口座と呼ばれる金利差の計算を一切しない口座を開設できる場合があります。このスワップフリー口座を利用し、通貨Aを通常の口座とスワップフリー口座に分けて管理しておけば、通常口座でのマイナス金利で損が発生するリスクを分散できることになりますね。海外FXを上手に使い、積極的にリスクヘッジを行いたいものですね。