尿でがんの早期発見を 数年後の実用化目指す
k10010556021_201606141505_201606141508.mp4
日立製作所と住友商事は、尿を調べることでがんを見つけようという、新しい検査方法の技術開発を始めると発表しました。患者に大きな負担をかけずにがんを早期に発見できる可能性があるとして、数年後の実用化を目指しています。
これは、日立製作所と住友商事などの研究グループが、14日に記者会見して発表しました。
それによりますと、研究グループは、尿に含まれる老廃物の成分を調べることで、乳がんと大腸がんを早期に発見できる新しい検査方法の実用化に向けて、技術開発に乗り出すということです。研究グループはこれまでに、尿に含まれるおよそ1300の成分を分析することによって、乳がんと大腸がんの患者に特有の傾向が見られることが分かったとしています。このため、尿の成分を簡単に検査できる装置や尿のデータを今後の診断技術に活用するシステムの開発を進めて、数年後の実用化を目指すことにしています。
研究グループの責任者を務める日立製作所の山田真治さんは「簡単にがんの検査を行うことができれば、受診率の向上にもつながると思う。さまざまな企業とも連携しながら実用化したい」と話しています。
それによりますと、研究グループは、尿に含まれる老廃物の成分を調べることで、乳がんと大腸がんを早期に発見できる新しい検査方法の実用化に向けて、技術開発に乗り出すということです。研究グループはこれまでに、尿に含まれるおよそ1300の成分を分析することによって、乳がんと大腸がんの患者に特有の傾向が見られることが分かったとしています。このため、尿の成分を簡単に検査できる装置や尿のデータを今後の診断技術に活用するシステムの開発を進めて、数年後の実用化を目指すことにしています。
研究グループの責任者を務める日立製作所の山田真治さんは「簡単にがんの検査を行うことができれば、受診率の向上にもつながると思う。さまざまな企業とも連携しながら実用化したい」と話しています。