選対事務局長、起訴内容を否認 初公判
2014年2月の東京都知事選で落選した元航空幕僚長、田母神(たもがみ)俊雄被告(67)陣営の運動員に違法な報酬を配ったとして、公選法違反(運動員買収、被買収)に問われた陣営の元選挙対策事務局長、島本順光(のぶてる)被告(69)は14日、東京地裁(家令和典裁判長)の初公判で「無実であります」と起訴内容を否認し、全面的に争う姿勢を示した。田母神被告も27日の初公判で無罪を主張するとみられる。
起訴状によると、島本被告は元会計責任者らと共謀し14年3月中旬〜5月上旬、投票を呼びかけた報酬として運動員6人に計295万円を配り、自身も3月中旬に事務を統括して選挙運動をした報酬として200万円を受け取ったとされる。【近松仁太郎】