専門医制度 厚労相「導入延期含め議論を」
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外科や小児科などの「専門医」を統一的な基準で認定する「専門医制度」の導入が来年4月から予定されていることについて、塩崎厚生労働大臣は、今のままでは研修の実施病院が限られ医師の偏在が深刻化するおそれがあるとして、制度の導入延期も含めて議論する必要があるという考えを示しました。
専門医制度は現在、それぞれの学会が独自に認定している専門医を第三者機関の「日本専門医機構」が統一した基準で認定や更新を行うもので、来年4月から始まることになっています。日本医師会など5つの団体は、今月7日会見を開き、今のままでは研修の実施病院が大規模な病院などに限られ、医師数の地域的な格差が広がるおそれがあるなどと訴えましたが、「日本専門医機構」は先週、主な学会などに対して来年4月から予定どおり、制度を始める意向を示したということです。
これについて、塩崎厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、このまま制度を始めると医師の偏在が深刻化するおそれがあるとして、制度の導入を延期することも含めて議論する必要があるという考えを示しました。
この制度を巡っては、厚生労働省の専門委員会で研修の在り方などが話し合われていますが、まとまっていない状況で、今後導入の時期に影響する可能性もあります。
これについて、塩崎厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、このまま制度を始めると医師の偏在が深刻化するおそれがあるとして、制度の導入を延期することも含めて議論する必要があるという考えを示しました。
この制度を巡っては、厚生労働省の専門委員会で研修の在り方などが話し合われていますが、まとまっていない状況で、今後導入の時期に影響する可能性もあります。