パリ=渡辺丘
2016年6月14日10時57分
隔年に開かれる世界最大級の兵器見本市「ユーロサトリ」が13日、パリ郊外で始まった。世界50カ国以上から出展した約1500社にまじり、日本の専用ブースにも8社が出展した。
昨年10月、防衛省の外局として発足した防衛装備庁は今回、軍民両用技術などに優れた5社を選定し、同庁として初めて参加した。防刃素材の繊維を初出展した「杉本織物」の担当者は「フランスやイスラエルなど海外の反応が予想以上に良い」と話していた。
長く続いた武器禁輸政策を緩和した日本は2014年のユーロサトリで初めて専用ブースを設け、防衛産業大手など13社が参加。だが、今回は防衛装備庁の選定企業以外は三菱電機やNECなど3社のみ。同庁の担当者は「日本の高い技術を発信し、海外と装備技術協力を話し合う基盤としたい」としている。(パリ=渡辺丘)
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朝日新聞国際報道部
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