10年国債の利回り マイナス0.17%に低下
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14日の国債の市場では、イギリスで行われるEU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票への警戒感が高まっていることから、比較的安全な資産とされる日本国債を買う動きが強まって、長期金利の代表的な指標になっている満期までの期間が10年の国債の利回りが一時、マイナス0.17%まで低下し、過去最低を更新しました。
国債の市場では14日午前、日本国債を買う動きが強まって国債の価格が上がりました。国債は価格が上昇すると利回りが低下するという関係にあるため、長期金利の代表的な指標になっている満期までの期間が10年の国債の利回りは、一時、マイナス0.17%まで低下し、過去最低を更新しました。
これは、イギリスで今月23日に行われるEUからの離脱の賛否を問う国民投票が近づくにつれて、投資家が離脱への警戒感を強め、比較的安全な資産とされる日本国債を買っているためです。
市場関係者は「イギリスのEU離脱懸念から世界的に株安と金利の低下が広がっている。またアメリカの銃乱射事件をきっかけにテロに対する警戒感が出て投資家のリスク回避姿勢をあと押しする材料となっている」と話しています。
これは、イギリスで今月23日に行われるEUからの離脱の賛否を問う国民投票が近づくにつれて、投資家が離脱への警戒感を強め、比較的安全な資産とされる日本国債を買っているためです。
市場関係者は「イギリスのEU離脱懸念から世界的に株安と金利の低下が広がっている。またアメリカの銃乱射事件をきっかけにテロに対する警戒感が出て投資家のリスク回避姿勢をあと押しする材料となっている」と話しています。