熊本地震 補正予算 国道復旧などに590億円を決定

熊本地震 補正予算 国道復旧などに590億円を決定
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政府は14日の閣議で、熊本地震に対応する補正予算に盛り込んだ予備費のうち、新たに590億円を大規模な土砂崩れで寸断された熊本県の国道57号線の復旧などに充てることを決めました。
熊本地震に対応するための総額7780億円に上る今年度の補正予算は先月成立し、事前に用途を定めず必要に応じて使える予備費として7000億円を計上しています。
政府は、このうち1023億円を中小企業の復旧や観光産業を支援するための費用などに充てることをすでに決めていますが、14日の閣議で新たに590億円の使いみちを決定しました。
具体的には、災害派遣活動に伴う自衛隊の輸送費や燃料費などに469億円、大規模な土砂崩れで寸断された熊本県の国道57号線のバイパス工事や南阿蘇村で斜面の崩落を防ぐための工事などに111億円、被害を受けた森林の整備や砂防設備の設置の費用などに10億円を充てることにしています。
この結果、熊本地震に対応する補正予算に盛り込まれた予備費は23%余りの使いみちが決まったことになります。
政府は今後も準備が整った事業について、予備費から順次、必要な費用を計上し被災地の復旧を支援することにしています。