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体臭だけじゃない!夏に意外とキツくなりがちな口臭ケアの方法まとめ

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夏は汗をかいて体臭がキツくなってしまいやすい季節です。制汗剤を使ったり清潔な肌着をきたりと、汗臭くならないよう注意している方は多いのではないでしょうか。

しかし、夏場に臭いやすくなるのは身体だけではありません。じつは夏は口臭も強くなりやすい季節なのです。

本記事では、夏場に口が臭くなりやすい理由と、その対策を紹介します。


2種類の口臭


口臭は大きく分けると「病的口臭」と「生理的口臭」の2種類があります。

「病的口臭」は病気からくる口臭であるため、改善するには原因となっている病気の治療が必要です。

「生理的口臭」はストレス、喫煙、歯垢の堆積、口腔内の乾燥などが原因で発生します。

健康状態に関わらず生じるものですが、病気が原因ではないため普段の生活で注意していれば防ぐことができます。



生理的口臭の原因


「生理的口臭」の原因は、口の中にいる嫌気性細菌が食べカスに含まれるタンパク質を分解してできる「揮発性硫黄化合物(VSC:Volatile Sulfur Compounds)」という物質であると言われています。

このVSCが多くなるほど口臭が強くなるのです。VSCがどこで発生するのかというと、その多くは舌の上で作られます。VSCを生み出す素となる食べカスや古い細胞は舌の表面に溜まりやすいからです。

また、唾液には抗菌作用があるため舌苔(ぜったい:舌につく白い苔のような汚れ)が溜まっていても唾液が分泌されていれば口臭が抑えられるのですが、起床時や空腹時は唾液の分泌量が減少するため細菌が増殖して口臭が強くなる傾向があります。


参照記事:http://hanoblog.com/causing-halitosis-2658


夏に口臭がきつくなる理由


前述のとおり、唾液の分泌は口臭予防に効果的です。そのため、口臭を予防するには唾液がよく分泌されるようよく噛んで食べることが大切です。

しかし、夏は暑さによる食欲の減退から、そうめんやお蕎麦などのどごしがよい食べ物が好まれるため噛む回数が減ってしまいます。噛む回数が減ると唾液の分泌量が減り、口臭が強くなってしまいます。

また、そうめんなどのツルリとした食べ物は舌との摩擦が少ないため、舌の上が掃除されず舌苔が溜まりやすくなり、これも夏の口臭の原因の1つとなります。

暑さで食欲がなくて朝食を食べなかったりゼリー飲料で済ませたりすると、唾液の分泌量が減って口臭を抑えるのが難しくなります。


参照記事:http://www.karada-aging.jp/sign/meal/mouth09


なぜ自分の口臭に気づきにくいのか?


他人の口臭には気がつきやすいですが、自分の口臭には気がつきにくいものです。なぜ自分の口臭には気づきにくいでしょうか?

それは、自分の口臭に慣れて何も臭いを感じなくなるからなのです。この臭いに慣れる働きは嗅覚順応と呼ばれており、臭いの変化を気がつきやすくするためのメカニズムと言われています。



口臭の予防法


ちょっとした心がけで口臭は予防できます。口臭で周りに迷惑をかけないように、普段から口臭予防を心がけましょう。

生理的口臭を予防する方法をまとめましたので、口臭が気になる方はぜひやってみてください。



よく噛んで食べる


先にも解説した通り、唾液には抗菌作用があるため、食べ物をよく噛んで食べると唾液の分泌が促され口臭を抑えることができます

夏はそうめんやお蕎麦など、のどごしが良く噛まずに食べられる食べ物が食べたくなりますが、できるだけ噛む必要がある食べ物を選ぶ、または意識して噛む回数を増やしましょう。

ガムを噛むことでも唾液が分泌されるので、口臭予防に効果があります。


舌磨きをする


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口臭の主な原因である舌苔の除去は、非常に有効な口臭予防法です。ただ注意してもらいたいのは、歯ブラシで舌磨きをすると舌を傷つけしまいやすいことです。下手をすると出血をしてしまいます。

血液にはタンパク質が含まれているので、舌磨きで出血すると余計にVSCが増殖してしまいかねません。

舌磨き専用の舌ブラシがあるので、それを使うようにしてください。舌ブラシは舌を傷つけないように作られているので、優しく舌をきれいにしてあげましょう。

ただし、舌磨きもやりすぎるとVSCを増殖させてしまう恐れがあるので、1日1回程度に留めておく方がよいでしょう。



水分を摂る


体の水分が不足すると唾液の分泌量が減り口の中が乾燥しやすくなるため、こまめに水分を摂って唾液が出やすくすることも口臭予防に必要です。

口の中が乾燥すると口臭が強くなってくるので、口の中が乾燥しているなと思ったら、水分を摂るようにしましょう

ただし、コーヒー、紅茶、緑茶といったカフェインやポリフェノールが含まれる飲料は利尿作用があり、水分補給には向いていないので注意してください。



糸ようじやデンタルフロスで歯と歯の間をきれいにする


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歯と歯の間に食べカスが残っていると、口臭の元であるVSCを増殖させてしまいます。

歯ブラシだけでは歯と歯の間の食べカスを除去しにくいので、糸ようじやデンタルフロス、または歯間ブラシを使うことをおすすめします。



虫歯・歯周病の治療


虫歯になると、腐った神経が臭いを放ったり、歯に開いた穴に食べカスが詰まったりと、口臭の大きな原因となります。

また、歯周病で膿や出血している状態も口臭が強くなります。お口の健康を保つためにも、虫歯や歯周病といった病気は歯医者できちんと治療しましょう。



ストレスを溜めない


ストレスや緊張を感じると、唾液の分泌量が減るといわれています。

繰り返しになりますが、唾液の分泌量が減ると口臭が強くなってしまいます。
つまり、ストレスは口臭の一因と言えるのです。長時間ストレスにさらされ続けないよう気をつけるのも口臭予防のひとつです。



口臭予防グッズ


ブレスチェッカー


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自分の口臭を確認するにはブレスチェッカーが便利です。

こちらのブレスチェッカーは5秒間、息を吹きかけるだけで、口臭を0~5Levelの6段階で示してくれます。ポケットにも入るスリムサイズなので、持ち歩きができて便利です。


マウススプレー


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急に人に会う予定ができたとき、外出先で歯磨きや舌磨きができないときは、マウススプレーが便利です。

一時的ではありますが、さっと口にスプレーするだけで口臭をリセットできるので、携帯しておくと大事な取引の前など、いざというときに役立ちます。



オーラルヘルスタブレット


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1グラムあたり3億個の生きた乳酸菌が凝縮されているタブレットで、体内の善玉菌を増やす働きをしてくれます。善玉菌を増やすことにより、口臭の原因となる悪玉菌を退治してくれる効果があるとされています。

口内のケアのために開発された歯科用のタブレットで信頼感もバツグンです。



口臭サプリ


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しその葉、柿の葉、緑茶葉、ヨモギの葉、サンショウなどの植物から抽出したリフレッシュエキスを配合したサプリメントで、自然由来成分が口臭や体臭を中和してくれるという商品です。

1日1粒食べるだけでいいので、面倒くさがりな方でも続けやすいと思います。



まとめ


いかがでしたか。夏場に口臭がキツくなってしまう意外な理由をご理解いただけたのではないでしょうか。

「体臭には気をつけているのに、夏場になると周りの人が距離を置く気がする…」という方は、ひょっとしたら口臭が原因かもしれません。
気になったら、今回紹介した対策をぜひお試しください。

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