アップルが、もう15年の歴史をもつOS Xを、「macOS」に改名しました。新たなmacOSバージョンの名称はSierra。新機能として、オートアンロック機能を搭載。クリップボード共有、ブラウザーからのApple Pay支払い対応など盛りだくさんの新機能を搭載しています。

macOS

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アップルは、長らく使ってきたOS Xという名前と、iOSやtvOS、watchOSといった後発のプラットフォームの名前のルールと異なるとして、あたらしくmacOSという名前にしたと説明。要するに時の経過とともにOS Xの名前だけが浮いてきたということです。
とはいえベテランのMacユーザーならもともとは「Mac OS」だったことを思い出すはずで、一周してもとに戻った感じもしないでもありません。

さて、そのmacOS Sierraに搭載される新機能といえば、筆頭にあげられるのが、Siriの搭載。Siriを通じては、アプリケーションのコントロールやウェブサイトの検索ができるようになるほか、Siriの特徴ともいえる(かもしれない)ちょっとしたジョークのセンスも備えています。

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一方、ブラウザー経由でのApple Pay対応も大きなニュース。現在は米国、英国、カナダ、オーストラリア、シンガポールでしか使えないApple Payは、新たにスイス、フランス、香港を追加、全9か国で使えるようになるのこと。Apple Payは日本ではまだ使えないものの、ブラウザーを通じてネット通販でApple Pay決済が可能になることで、国内での対応開始を望む声も高まるかもしれません。

ほかには、目を引く機能としてピクチャー・イン・ピクチャー機能が搭載されました。これはiPadが搭載する物とも似ており、再生中の動画を小さく表示したりといった事が可能になっています。またアプリをタブ表示する機能がOSレベルで加わっています。

macOS Sierraは7月よりパブリックベータを配布、秋に無償アップグレードが可能となります。対応機種はLate 2009以降のMacBookおよびiMac、2010年以降のMacBook Pro、MacBook Air、Mac mini、Mac Pro。
macOS Sierra発表、OS Xから改名。Siri対応、オートアンロックなど新機能多数
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