◆   解   説   ◆
血液型にはいくつかありますが、最もメジャーなのがA型、B型、AB型、O型の四種類に分けるABO式です。
ここで不思議なのが、「なぜA , Bときたのに、C ではなく O なのか」と言う事でしょう。
ABO型の血液型は1901年にオーストラリアのラントシュタイナー博士らに発見されました。当初、血液型はA型、B型、C型の3種類と考
えられていました。
血液型は赤血球中の抗体の有無によって決定されます。
A抗体がある場合はA型、B抗体がある場合はB型、そして両方とも持たないものをC型としていたのです。所が、その後の研究によって、
A抗体、B抗体の両方を持っている血液型が発見、AB型と呼ばれるようになりました。
それと同時に、両方の抗体を持たないC型を0(ゼロ)型と呼ぶようにしました。
つまり、O型は「おーがた」ではなく「ぜろがた」と呼ぶのが正しいと言う事です。
血液型は人種によってその比率が大きく異なることが知られています。A型はオーストラリアの先住民アボリジニに多く、西に向かうほど
減少していきます。
ちなみに日本人は、A型対B型対AB型対O型の比率がほぼ四対二対一対三になっています。