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タイムトラブル! 作者:栗原雪

第一章 SENGOKU period

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戦国Life

「いや、言ってる事が分かんないんですけど!?」
「ここに、仕えろということだ。」
「無理です。」

信長(仮)はまたもやおとめに刀を突きつけた。
「まだ分からんのか。わしの側に置いてやると言っておるのだ。」
「ひゃい!!!」
(この人頭がイカレてらっしゃる・・・)

おとめに支給された部屋はかなり広く、18畳といったところだろうか。
「なんなの!? アイツ。 腹立つ~」
そう言って、歴史の教科書を開くおとめ。

織田信長 (1534~82)
 武力による全国統一を目指しました。

「・・・。みじか!!」
そのとき、おとめの目に雅の読んでいた本が目に入った。

織田信長 (1534~82)
・誕生 1534年6月23日(天文3年5月12日)
・生誕地 尾張国
1546年 (13歳)
元服し、織田三郎信長と名乗る。

1548年 (15歳)
美濃国の斎藤道三の娘、濃姫(帰蝶)と政略結婚。

1551年 (18歳)
父、信秀の死により、家督を相続する。

1560年 (27歳)
桶狭間の戦で今川義元を討ちとる。1576年 (43歳)

1576年 (43歳)
近江国で、安土城築城を開始し、居城とする。

死没 1582年6月21日(天正10年6月2日) (享年49歳)

「天下布武」を合言葉に、戦のない世の中を実現するために、弊害のある旧体制を否定し、徹底的な破壊を行った。

そのような怜悧で残酷な性格の一方、有能な人材を発掘する確かな目を持っていた。
例えば足軽の子であった豊臣秀吉や、他家に仕えていた明智光秀や荒木村重など能力のある人材を積極的に重用するなど、譜代の家臣にこだわらなかった。当時では類まれな人事を行っていた。


「歴史は苦手だからな~ この本は役立つかもな!!」
おとめは本に目を落とした。
(死没・・・。49歳か。 意外と早死になんだ・・・。)
「まあ、戦国Lifeを生きていくのは大変ってことか・・・」

おとめは、静かに本を閉じた。
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