【保存版】Androidスマホの履歴を削除する/残さない方法まとめ──ネット閲覧からGoogle検索・アプリ・文字変換・YouTube・マップの履歴まで
2016-06-13 22:04Image:Scott Akerman/Flickr
Androidスマホには様々な履歴が保存されていますが、こうした情報はとてもプライベートなもので、誰かに見られたら困るという人も少なくないはず。そこで今回は、ブラウザのネット閲覧(Chrome)からGoogle検索、通話、DLしたアプリ、文字入力の予測変換、YouTube、マップまで、各種履歴の削除方法や残さないようにする方法をまとめました。
※iPhoneにおける履歴の削除方法は、下記の特集を参照。
iPhoneの履歴の消し方、残らない/表示しない方法まとめ──Safariから電話・アプリ・Google検索・文字変換・YouTube・マップの履歴削除まで
Googleの検索履歴を削除する方法
Googleアプリ(ウィジェットの検索バーなども含む)を利用しようとすると通常、以前に検索したキーワードなどの履歴が表示されます。これを1件ずつ消すなら、この画面で消したい履歴を長押し。[削除]をタップすれば該当する検索履歴を消すことができます。
ただ、この方法で1件ずつ削除していくのは手間ですし、時間もかかります。そこで覚えておきたいのが、複数ある履歴の中から特定のものを選択削除する方法と、全部まとめて一括削除する方法です。
複数の履歴をまとめて消すには、Googleアプリのトップ画面の左上にあるハンバーガーボタン、もしくは画面左端を右スワイプしてメニューを開きます。[設定]→[アカウントとプライバシー]→[Googleアクティビティ管理]→[ウェブとアプリのアクティビティ]と進み、下部にある[履歴を管理]をタップします。
検索履歴が表示されるので、あとは削除したい履歴を選んで右上の[削除]をタップすればOKです。
また「今日」や日付にチェックを付ければ、その日の履歴をまとめて削除することもできます。
もっと多くの期間の履歴やすべての履歴を消したいという場合には、右上のメニューボタン(3点ボタン)から[削除オプション]を選択します。
削除オプションの[詳細設定]からは、過去4週間もしくは全期間の履歴を削除することが可能です。履歴を一括で削除したい時にはこちらを使いましょう。
ブラウザ(Chrome)でのネット閲覧履歴を削除する方法
機種やAndroidバージョンにより標準搭載されているブラウザは異なりますが、現在のAndroid端末の標準ブラウザでる「Chrome」において、ウェブ閲覧履歴を削除する方法を紹介します。
Chromeを立ち上げたら、検索窓右側のメニュー(3点)ボタンをタップ。メニューから[履歴]を選びます。
このように履歴が表示されます。1件ずつ削除したい場合は右側の[×]をタップ。まとめて何件か削除したい時は画面下の[閲覧履歴データの消去]を選択します。閲覧データを消去する画面を開いたら、消したい履歴の種類にチェックを付け、[データを消去]ボタンで削除できます。
ウェブ閲覧をしていると時々目にする「キャッシュ」とは、Webページを構成する画像などを一時的に保存し、その読み込みを早くする仕組みです。こうしたデータはどんどんスマホに溜まっていくため、場合によってはスマホの動作が遅くなる要因になることもあります。適宜キャッシュ履歴の削除を試してみてください。
また、「Cookieとサイトデータ」は、入力したIDなどの情報を保存し、ログイン時などに都度入力する手間を省いてくれるもの。便利な機能ですが個人情報であることや広告トラッキングの対象となっている点などを念頭に、必要に応じて[Cookieとサイトデータ]や[保存したパスワード][自動入力フォームのデータ]などにもチェックを付けて消去できます。
キーボードの文字入力履歴(予測変換)を削除する方法
スマホを使っていると、よく入力する言葉が上位に表示されるようになります。すばやい入力の手助けとなってくれるこの機能ですが、時には人に見られたくない予測変換が残ることもあります。
予測変換を削除するには、まず端末の[設定]から[言語と入力]を選択します。すると[現在のキーボード]内に、自分がいま使っているキーボードが表示されています。
この例では「POBox Plus」が設定されていることが確認できます。続いて、下部に該当キーボードの項目(POBox Plus)があるので、これを選択しましょう。
キーボードを選んだら[辞書と学習]と進み、[学習辞書リセット]をタップします。確認画面でOKを選択すれば予測変換の履歴消去が完了します。
※キーボードの種類によって操作が異なりますが、基本的には「辞書」「変換」などの項目で候補の学習を消去(初期化)したり、予測変換を無効にしたりすることが可能です。
学習を初期化すると、自分の入力に基づいた予測変換は表示されなくなります。
通話(電話の発着信)履歴を削除する方法
通話履歴の削除はとても簡単です。まずは「電話」アプリを開き、履歴を表示します。
右上の3点ボタンを開き、「履歴削除」を選択します。※Xperiaの「電話」アプリの場合。
あとは削除したい履歴を選び、「削除」をタップするだけ。すべて削除したい時には、「全選択」をチェックします。
Googleマップの検索/ロケーション履歴を削除する方法
よく使うアプリ筆頭の「Googleマップ」。Googleアカウントでログインしている状態では、各種検索履歴が保存され、表示されます。
これらを削除するためには、Googleマップアプリの検索バー左のハンバーガーボタン、もしくは画面左端から右スワイプしてメニューを開き、[設定]→[マップの履歴]へと進みます。
これまでおこなったスポットやルート検索などの履歴が一覧表示されます。ここから削除したい履歴の右にある[×]をタップし、確認画面で「削除」を選択します。
1件ずつしか削除できないので、履歴を溜めたくない場合はこまめに削除しましょう。定期的に履歴を削除することで、よく使う項目がさっと呼び出せるようになり、使いやすさもアップするはずです。
ロケーション(タイムライン)履歴の削除
Googleマップには、これまで訪れたスポットやその経路なども「ロケーション履歴」として保存されています(アカウント情報の「訪れた場所」設定がオンになっていると有効)。これを日別で時系列表示するのが「タイムライン」機能で、Googleアプリではメニューの[タイムライン]から確認することができます。
この履歴を削除するには、[タイムライン]を開いた画面で右上の3点ボタンから[1日分をすべて削除]もしくは[タイムライン設定]と進みます。
前者では文字通り、指定した日のロケーション履歴が削除できます。
後者では、ロケーション履歴の詳細設定へ遷移します。
[ロケーション履歴をすべて削除]を選択すると、ログイン中のGoogleアカウントに紐付いたロケーション履歴を完全に削除することが可能です。また、[指定期間のロケーション履歴の削除]では日にち(期間)を選んでの履歴消去がおこなえます。
[ロケーション履歴がON]からは、アカウント単位でロケーション履歴を一時停止することができます。オフ(一時停止)にしている場合は以降のロケーション履歴が保存されることはありませんが、以前の履歴は残ったままとなります。
YouTubeの検索/再生履歴を削除する方法
Googleマップと同様に、GoogleアカウントでYouTubeにログインしている状態だと、これまで閲覧した動画の履歴や検索履歴などが表示されます。ログアウトしてYouTubeを見る方法もありますが、ここでは(アプリに)ログインした状態で履歴を消す方法を紹介します。
検索履歴の削除
YouTubeの検索画面を開くと検索履歴が表示されるので、消したい履歴を長押し。
あとは[削除]をタップすれば消去完了と簡単です。
再生履歴の削除
YouTubeアプリの[アカウント]から[履歴]をタップすると、動画の再生履歴が表示されます。
1件ずつ消したい場合は、動画の横の3点ボタンをタップして[再生履歴から削除]を選択します。
まとめて消したい場合は、画面右上にある3点ボタンをタップし、[履歴をクリア]を選べば、再生履歴が一括で削除されます。
GoogleアカウントからYouTubeの履歴を削除
ここまでは、YouTubeアプリから削除する方法を説明しましたが、Googleアカウントの管理からYouTubeの履歴を消すこともできます。
端末の[設定]から[アカウント]または[Google]→[個人情報とプライバシー]→[アクティビティ管理]と進みます。ここで[YouTubeの検索履歴][YouTubeの再生履歴]のいずれかを選びます。
あとは上述のGoogle検索履歴を削除する手順と同じように、削除したい項目をチェックして[削除]をタップすればOK。YouTubeアプリからでは1件ずつ、もしくは一括での履歴削除しかできませんが、ここでは選んで消せるので便利です。
アプリの検索・ダウンロード履歴を削除する方法(Google Play)
Google Playではアプリなどを検索した履歴や、すでにアンインストール済みでも過去ダウンロードした履歴が残ります。
検索履歴の削除は、「Google Play」アプリを起動して左上のハンバーガーボタンから[設定]へと進んでおこないます。
ここで[ローカル検索履歴の消去]をタップすれば削除は完了です。
メニューから[マイアプリ&ゲーム]へと進むと、インストール済みアプリや以前ダウンロードしたことがあるアプリが一覧表示されます。
[インストール済み]タブからはアプリをアンインストールすることで履歴は消えますが、[すべて]のタブにはまだ履歴は残っています。この(ダウンロード)履歴は、右上にある[×]をタップすることで消去することが可能になっています。
ただし、一括および選択削除する手段はないため、一つひとつ消していく必要があります。
履歴削除アプリを活用する(履歴消しゴム)
ここまで、様々な履歴を削除する方法を紹介してきましたが、それぞれアプリを起動したり設定を開いたり…というのは面倒だという人もいるでしょう。そこで活用したいのが履歴削除アプリです。今回は「履歴消しゴム」を紹介します。
履歴消しゴムの使い方は簡単。
消したい項目にチェックを付けて[選択された項目を消去]をタップするだけ。これでブラウザや発着信、SMSなどの履歴がまとめて削除できます。
画面をスクロールしていくと「OHTERS」の項目が出てきます。この中にGoogle Playストア、Chrome、YouTubeなどが並んでいます。
チェックボックスをタップすると、それぞれの設定画面が開きますから、そこから削除作業を進めます。これなら、履歴を消したいアプリをいちいち開かなくていいので、削除作業がずっと楽になります。
履歴を残さないようにする方法(アクティビティの無効化・シークレットモード)
どんなに履歴を削除しても、スマホを使っていれば、どんどん履歴は保存されていきます。入力などの効率がアップするのはありがたいことですが、プライバシーの観点からむしろ履歴を残さずに使いたいと感じることもあります。そうした方法をいくつか紹介します。
アクティビティを無効にする
「アクティビティ」とは、Googleアカウントに紐付いているアプリで検索した内容を保存し、別のアプリや端末からでも参照できるようにする機能です。同じアカウントを使っていれば、複数の端末で履歴が共有できるという優れものですが、有効になっていると、Googleアカウントでログインしている限り履歴が保存されていきますから、履歴を残したくない時には無効にしてしまいましょう。
端末の[設定]から[アカウント](または[Google])→[個人情報とプライバシー]→[アクティビティ管理]と進み、履歴保存を無効にしたい項目を選びます。
たとえば[ウェブとアプリのアクティビティ]を開くと、このような画面になります。ここで、上から2番目の有効になっているスイッチをオフにします。
注意が表示されるので一読しましょう。ざっくりいえば「無効にするとあなたに合わせたおすすめなどのカスタマイズができなくなりますが、よろしいですか?」といった内容。問題なければ[一時停止]をタップし、バーが灰色になるまで少し待ちます。
これで、Googleアカウントでログインしながら、検索履歴を残さずにアプリが使えるようになります。
シークレットモードを使う
Webを閲覧する時に履歴を残したくないと思ったら、「シークレットモード」を使いましょう。シークレットモードが使えるブラウザはいくつかありますが、ここでは「Chrome」での使い方を紹介します。
Chromeアプリを起動し、画面右上の3点ボタンから[新しいシークレットタブ]を選択。すると、いかにも「シークレット」らしい画面が現れます。
検索画面もこのように「シークレット」仕様になっています。この状態で検索・閲覧したものはChromeの履歴に残りません。
シークレットタブを終了したい時は、通知領域に表示されているシークレットアイコンをタップします(1タブずつ閉じたい場合は、タブの数字部分をタップ画面でおこないます)。