鈴木健輔、藤田絢子
2016年6月13日15時41分
女子プロボクシングの元世界王者で性同一性障害を公表している真道(しんどう)ゴー選手(28)=大阪・グリーンツダ=が、性別適合手術を受ける決断をした。男子選手への転向も考えている。身体の危険を理由に否定的な見方があるが、スポーツの将来を考えさせる挑戦でもある。
真道選手は13日、元世界3階級王者で現世界ボクシング機構(WBO)女子バンタム級王者の藤岡奈穂子選手(40)=東京・竹原&畑山=に挑戦する。勝敗にかかわらず近い将来に手術を受けることは決めているが、「勝って次のステップに進みたい」と語る。
和歌山市出身の真道選手は小学生の頃から、戸籍上の性別に違和感を覚えていた。大学在学中に「性別」を原因に人間関係がぎくしゃくし、小学校から続けたバスケットを辞めた。
ボクシングを始めたのは20歳。プロデビュー当初から「女性としてリングに上がるのを嫌に思う自分がいた」。2011年、「ありのままの自分を見てほしい」と性同一性障害であることを公表した。
決断を後押ししたのは、パートナーの女性の存在だ。自身の個人マネジャーでもあり、13年、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座をともに勝ち取った。弱音を吐いた時には「男らしくない」と叱ってくれた。真道選手は「(自分より年齢が)四つ上で、子どものことを考えるとね」。性別を変えた後に結婚し、人工授精で子どもをもうけたいという。
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