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【首都スポ】

関東大学サッカー 筑波大、早大と痛恨ドロー 首位・明大遠のく

2016年6月13日 紙面から

◇早大1−1筑波大

早大−筑波大 終了直前、ゴール前のボールに飛び込むも、シュートできない筑波大の中野(手前)と鈴木(中央左)=佐倉市の岩名運動公園陸上競技場で(武藤健一撮影)

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 第90回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は12日、各地で前半戦最終の第11節最終日の1部4試合、2部2試合を行い、1部では筑波大が早大と1−1で引き分け2位を守ったものの、11日に快勝した首位明大との勝ち点差は5に広がった。3位法大と4位順大の直接対決は、順大が追いつき2−2でドロー。5位慶大も駒大に追いつき2−2で引き分けた。2部は、首位・中大と2位・東京国際大が1部昇格圏内で折り返した。リーグ戦は9月に再開する。

 引き分けが決まった瞬間、筑波大の選手たちは何人もがピッチに崩れ落ちた。両膝に手をついてうなだれる選手も何人もいた。まるで優勝を逃すことが決まったかのような光景。白星がそれだけほしかったのだ。

 首位の明大が11日の一戦で勝利を収めていただけに、2位の筑波大としては食らいつくために勝っておきたいところだった。しかし、結局は追いつかれての手痛いドロー。明大との勝ち点差は前節終了時の3から5へと広がる形になった。

 試合を通じて主導権をほぼ握り、迎えた後半25分、エースFW中野誠也(3年・磐田U−18)が今季自身7点目となる左足弾で0−0の均衡を破った。試合の展開としてはそのまま勝てる流れ。相手が退場者を出したために、数的にも有利だったが、早大に執念の同点弾を浴びてしまった。

 DFリーダーの鈴木大誠(2年・星稜)は「逃げ切れる状況でしたし、めっちゃめちゃ悔しいです」と唇をかんだ。「点を取られる前に、僕がヘディング(の競り合い)で負けたんです。きょうの試合で(競り合いに)負けたのはその1本だけだったので、なおさら悔しいです」と、じだんだを踏んだ。

 先制点の中野も「勝つことだけを目標にしていたので、悔しい気持ちしかありません」と肩を落とした。「2点目を取るチャンスが(自身に)あったので、そういうときにしっかりと決められる選手にならないといけません。そこは自分の弱さです」と、反省もした。

 とは言え、戦いはまだ半分が終わっただけだ。あきらめるわけにはいかないし、あきらめる必要もない。背番号「11」のストライカーは、「2位につけられたのは自分たちが頑張ってきた証拠になると思います。筑波が一番強いという自信がありますし、明治を逆転する自信もあります。後半戦に向けてもっと強くなります」と、巻き返しを約束した。(関孝伸)

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