オーシャンズ11並の大胆不敵さ。青いシャツを着てApple Storeから堂々と盗難
Apple Storeの店員になりすますのは簡単のようで。
Apple Storeがらみの盗難・犯罪、アメリカではけっこう多いんです。デバイスがどれも市場価値が高いからよく狙われるわけですが、去年は店員が不正に入手したギフトカードを横流しして逮捕されましたし、今年始めにはマンハッタンのアッパー・ウェスト・サイドで67台ものiPhoneが盗まれました。
そしてつい先日には、客と店員でにぎわう午後5時半という時間帯に、マンハッタンのソーホーのApple Storeで19台のiPhoneがごっそりと盗まれたそうです。
Apple Storeって言ったら入り口には警備員がもちろん立っているし、セキュリティはかなりしっかりしています。カスタマーサービスを自分たちで「ジーニアスバー(天才のバー)」と呼ぶくらいです。セキュリティには天才たちの知恵もコストもたっぷり注がれてる...はずですよね。
しかし一連の盗難で話題になっているのはその手口です。犯人たちは青いシャツを着て、堂々と従業員のフリをして新品のiPhoneが保管されている部屋に入っていったそうです。そう、Apple Storeの店員が着ている青いシャツです。
え、映画か!
ただの思いつきの犯行というわけでは無さそうです。
特にアッパー・ウェスト・サイドの店舗は新しい店員がトレーニングを受ける店舗とのこと。常に新顔が青いシャツを着てうろうろしている店なので、全く見たことない人物が青いシャツを着て従業員用の部屋に入っていっても怪しまれないと...しっかり下調べしていますね。
New York Postによると、アッパー・ウェスト・サイド店はなんと同じ手口で2度も被害にあっているそうです。
警察はアッパー・ウェスト・サイド店で起きた2件の盗難の関連性は認めているものの、今回のソーホー店に関してはまだ分かっていません。また犯人たちが着ていたシャツが本物の従業員用のApple Store Tシャツだったのか、ただよく似ている青いシャツだったのかは発表されていません。以前は従業員全員が同じデザインのシャツを着ていたんですが、2015年に「色々な形のシャツを用意して、一年を通して固定」という方針に変わってからは青いポロシャツの人もいれば、長袖シャツの人もいる、という状況になっています。こちらの画像は制服を変えた時のアナウンス。
Appleのロゴも小さくなっており、たしかに店員なのか普通の青いシャツを来た一般人なのか判断しづらくなっていますね。
Apple Storeで店員のふりをするのがどれくらい簡単か、こちらのYouTubeビデオを見ると、とても参考になります。
ユーチューバーTyler Fisherさんは、いくつもの店舗で店員になりすまして「こちらのiPhoneは5Sですが、実はここだけの話、明日5Qが発売されるんです。日曜には5ZZが出ます」といった嘘の情報を真面目な顔で一般客に吹き込むというドッキリをしています。
お客さん、真面目な顔で聞いてますね...。
Apple Storeからの盗難事件、ここまで同じ手口の犯行が続いたらAppleもおそらくセキュリティ対策を変更・改善するのではないでしょうか。それとも今後違う店舗でまた同じ手口の犯行が起きるのでしょうか...。
image by Hadrian / Shutterstock.com
source: DNAinfo
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)
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