難聴者が聞こえやすいスピーカー 金融機関で設置進む
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障害を理由とする差別の禁止などを盛り込んだ「障害者差別解消法」がことし4月に施行されたことを受け、耳が聞こえづらい人でもことばが聞き取りやすいように開発されたスピーカーの設置が都内の金融機関の窓口などで進んでいます。
東京・台東区の音響メーカーが開発したこのスピーカーは、蓄音機の仕組みを応用してスピーカーの内部に設置したわん曲した振動板全体から音を発生させる仕組みで、難聴者でも聞き取りやすい音が出るということです。
蓄音機の音は難聴の人にも聞こえやすいと聞いたメーカーの社長が開発を手がけ、去年10月から販売を始めています。
メーカーでは当初、家庭での利用を想定していましたが、障害を理由とする差別の禁止などを盛り込んだ「障害者差別解消法」がことし4月に施行されたこともあって、窓口に設置したいという金融機関などからの問い合せも増えているということです。
スピーカーを設置した金融機関では、店舗の隅々まで声が届くようになったということで、音響メーカーでは月に300台を生産できる体制にしたいとしています。
音響メーカーの佐藤和則社長は「障害者差別解消法が施行されたことで、社会貢献に関心の高い企業からの引き合いが多くなりました。今以上に音の面でもバリアフリーが進めばいいと思います」と話しています。
蓄音機の音は難聴の人にも聞こえやすいと聞いたメーカーの社長が開発を手がけ、去年10月から販売を始めています。
メーカーでは当初、家庭での利用を想定していましたが、障害を理由とする差別の禁止などを盛り込んだ「障害者差別解消法」がことし4月に施行されたこともあって、窓口に設置したいという金融機関などからの問い合せも増えているということです。
スピーカーを設置した金融機関では、店舗の隅々まで声が届くようになったということで、音響メーカーでは月に300台を生産できる体制にしたいとしています。
音響メーカーの佐藤和則社長は「障害者差別解消法が施行されたことで、社会貢献に関心の高い企業からの引き合いが多くなりました。今以上に音の面でもバリアフリーが進めばいいと思います」と話しています。