- 2009年5月19日 17:01
- 日々の思い
かつて、「THEワイド」で苦楽を共にしたジャーナリストの有田芳生さんが、今年の9月までには必ず行われる衆議院選挙を目指して東京11区で地道な選挙活動をこなしています。その有田さんが先日、偶々時間が取れて私の事務所を訪ねてくれました。
ご存知の方も多いと思いますが、有田さんは2年前の参議院選挙に田中康夫氏の新党日本から比例区で出馬したものの残念ながら当選を果たせませんでしたが、世直しへの気持ちは強く抱き続け今度は衆議院選挙に立ち向かおうと日々活動を続けているのです。
有田さんといつも一緒に仕事をしていて印象に残ることが沢山ありました。放送で取り上げられそうな話題については、それが芸能の話題であっても時間をかけて下調べを行い、関係者への取材も綿密に行った上で毎日の生放送に臨んでいました。従って、彼がコメントする内容には全幅の信頼を置くことができて、司会者の立場からすると本当に頼りになるコメンテーターでした。また、仮に他人を批判するときであっても前向きの愛情のある批判であるべきだという考えを心の底に置いてコメントをしてくれるので、本当に好感の持てる方でした。
2年前のある日、有田さんから政治の場に出て世の中を変えたいと思うという相談を受けたとき、私としてはこれだけ誠実な人が政治の世界で力をぶつけてみたいという意気込みを燃やしているのだから是非議員になって欲しいと思い即座に賛成したものです。最初の挑戦となった参議院選挙では所属政党の規模が余りにも小さかったため、地方に行っても世話役もほとんどおらず苦戦の連続だったようです。その時の色々な体験をもとにして今度は東京11区で出馬を予定しており、同じ野党の民主党も同区には候補者を立てないため現職の自民党の候補者との事実上の一騎打ちになりそうだと見られています。
今の日本の政治状況では自民党か民主党かという問題よりも、その候補者が人間として誠実であり本当の意味で見識を持ち、公僕として国民のために尽くせるのかどうかということがよほど大事な要素だと思います。その点からも有田さんのような方が政治の世界で活躍できるようになることはとても意義深いと云えます。
現在、8月解散説が囁かれていますが有田さんには獅子奮迅の活躍を期待します。
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