【巨人】サカチョー、今季62戦目初競演もアベック弾空砲…

2016年6月13日6時0分  スポーツ報知
  • 5回無死、長野が左越えに4号ソロを放つ

 ◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク7―5巨人(12日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンク・ショック再び―。巨人がソフトバンクに3タテを食らって4連敗で借金1となった。

 先発の高木が城所に2発を浴びるなど5回5失点。打線は坂本と長野がソロを放ち、8回に3点を奪ったが及ばなかった。昨季に続いてソフトバンク戦は6連敗。

 左翼テラス席へ打球が吸い込まれると、長野はわずかに表情を緩めた。「打球が低かったので、(スタンドに入るか)どうかなと思いました。ここ(ヤフオクD)でホームランを打ったことがなかったので、それはよかったです」。4点を追う5回先頭。武田の真ん中直球をはじき返し、チーム初安打となるソロをたたき込んだ。4月14日のヤクルト戦(神宮)でプロ通算100号アーチを放って以来、およそ2か月ぶりの4号。打線が沈黙する中、反撃の突破口をこじ開けた。

 4番の選手会長に続いたのが、主将の坂本だった。6点ビハインドに広げられて迎えた7回1死。武田の初球、外角144キロを右翼テラス席に運んだ。「いい投手なので、甘いボールは積極的にいこうと思っていました。うまく打てたんじゃないかなと思います」。8試合ぶりの13号ソロ。今季62試合目にして、初のサカチョーアベック弾となった。ワンサイドゲームになりかけていたところで、主力2人が意地を見せた。

 王者相手に3タテを食らったが、悲観はしていない。打率3割3分2厘でリーグトップを走る坂本は「去年日本一になってるチームなんで、正直、強いと思いました」と完敗を認めつつ、「僕らも、あれくらいの強さをつけていかないといけないし、みんなもそう思っているはず」と前を向いた。

 長野も、この3連戦で6安打1本塁打。ソフトバンクとの力量差を問われると「ないと思います」と断言し、「あさって(14日)から試合が続くので、また頑張ります」と切り替えていた。由伸監督から、打のキーマンに指名されているサカチョー。この2人が折れない限り、浮上のチャンスも消えないはずだ。(尾形 圭亮)

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