【DeNA】山口、球団9年ぶり連続完封!借金11の最下位から単独2位!

2016年6月13日6時0分  スポーツ報知
  • 2戦連続完封で5勝目を挙げた山口

 ◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス0―4DeNA(12日・京セラドーム大阪)

 DeNAがオリックスを下し、今季2度目の同一カード3連勝を飾った。先発の山口が5安打に抑え、自身初の2試合連続完封で5勝目を挙げた。

 セ・リーグで唯一、勝利したチームは、単独2位に浮上。首位広島に2ゲーム差に迫った。

 快感が、全身を駆け巡った。山口が2戦連続シャットアウト。ヒーローインタビューに立つと第一声、絶叫した。「チョー気持ちイイ~!」。2年ぶりの完封を飾った5日のロッテ戦(横浜)に続くシャウト。京セラDの左翼席に集ったベイ党を沸かせた。

 剛柔自在の投球で制圧した。初回1死から連打で二、三塁とされたが、4番のT―岡田を鋭いフォークで狙い通りに空振り三振。続く中島を149キロの力勝負で遊ゴロで詰まらせて波に乗った。9回にも149キロをマークするなど、計120球できっちり締めた。球団では07年の寺原(現ソフトバンク)以来となる2戦連続完封だった。

 これでチームトップタイの5勝目。わずか3勝に終わった昨季からの躍進の鍵は変化球にあった。山口といえば、150キロ超の剛球のイメージが強いが、今季から「抜けるカーブ」に取り組み、投球の幅を広げた。

 5回には1番・小島をそのカーブで3球三振に仕留めた。山口との専属でマスクをかぶる高城も「去年まではカウント球だけだったけど、今年はカウント球と勝負球と両方で使えることが大きい」と証言した。

 5月1日の阪神戦(甲子園)では7回途中で降板し、チームも5点差を逆転負け。翌日、ラミレス監督に「自分は常に150球でも投げるつもりでいる」と思いを伝えた。投手陣の柱として自覚に満ちた右腕はこの2試合で254球を投げ抜き、指揮官も「スバラシイ。今日はマウンドから降ろす理由がなかった」と絶賛した。

 チームも今季2度目の3タテで単独2位に。昨季3勝14敗1分けで首位から大失速した交流戦も、目下7勝5敗とセで唯一勝ち越し中だ。最大借金11からの快進撃に、山口は「今年はどん底からのスタートで巻き返して一人一人に自信がついている」。それでも「これからが勝負なので。交流戦明けからが大事になる」と冷静に締めくくった。(神原 英彰)

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