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原爆の日平和宣言素案でオバマ氏広島訪問評価

演説するオバマ米大統領=広島市中区の平和記念公園で2016年5月27日午後5時49分、代表撮影

 長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典で長崎市長が読み上げる平和宣言の第2回起草委員会が11日、同市であり、市が宣言の素案を示した。5月のオバマ米大統領の広島訪問を評価する一方で、米国を含む核保有国に対し、核兵器禁止の法的枠組みの交渉に参加するよう求めた。

 5月にあった起草委の初会合で、複数の委員からオバマ氏の訪問に触れるよう求める意見が出ていた。

 素案では、オバマ氏の訪問を「実際に自らの目で見ることの大切さを示してくれた」などと評価。被爆の実相を知ることが核兵器廃絶へのスタートだとして、核保有国のリーダーや各国首脳に対し長崎訪問を促した。

 現在、国連の作業部会で核兵器禁止条約制定などに向けた議論が進められているが、米国などの核保有国は参加しておらず、素案は「解決の糸口が見えない」と指摘。核保有国も含めた交渉の場の必要性を強調した。

 一方、昨年の宣言で「慎重で真摯(しんし)な審議」を求めた安全保障関連法や、憲法改正問題には触れなかった。【加藤小夜、大平明日香】

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