水上バイク運転の女を逮捕 過失致死傷容疑
12日午後2時50分ごろ、岐阜県羽島市下中町城屋敷の木曽川で、水上バイクがゴムボートにぶつかったと119番があった。ボートに乗っていた岐阜県可児市のブラジル国籍の親子4人が川に投げ出され、病院に搬送されたが、3歳と10歳の男児2人が死亡。県警岐阜羽島署は13日、水上バイクを運転していたブラジル国籍の女(27)を業務上過失致死傷容疑で逮捕した。
逮捕されたのは、愛知県小牧市の自称派遣社員、フジモト・マージョリ・マユミ容疑者(27)。容疑は12日午後2時45分ごろ、現場で水上バイクを運転中、急発進させ、前方を注視せずにゴムボートに衝突し、4人を死傷させたとしている。
死亡したのは可児市のオオイシ・フラビオ・アキラちゃん(3)とヒデキさん(10)。父親(35)と女児(8)、フジモト容疑者も負傷したが、命に別条はないという。
現場は東海道新幹線岐阜羽島駅から南東約4キロで、木曽川橋の下流約1.5キロ。「馬飼(まかい)ビーチ」と呼ばれる水上バイク愛好者の人気スポットで、週末になると多くの人でにぎわう。【沼田亮】