舛添知事 政治資金巡り午後集中審議へ

舛添知事 政治資金巡り午後集中審議へ
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東京都の舛添知事の政治資金などを巡る一連の問題で、都議会は13日、総務委員会に舛添知事を呼び、一問一答形式の集中審議を行います。
東京都の舛添知事の政治資金などを巡る一連の問題で、都議会の各会派は、これまでの説明は不十分だとして13日午後、総務委員会に舛添知事を呼び、一問一答形式の集中審議を行います。
舛添知事は午前11時ごろ都庁に入り、報道各社に「しっかり対応します」とだけ述べました。
集中審議は午後2時半から午後7時ごろまで行われる予定で、各会派が政治資金の使いみちや高額な海外出張費、それに公用車の使い方などについて追及することにしています。
舛添知事は一連の問題の責任を取るため、すでに給与を大幅に減額する考えを示していますが、集中審議では、責任の取り方だけでなく都民に納得のいく説明ができるかどうかが問われます。
一方、共産党は今月15日の本会議で、舛添知事に対する不信任決議案を提出する方針で、与党の自民党や公明党など、各会派が13日の舛添知事の答弁などを踏まえどのように対応するのかが今後の焦点となります。

菅官房長官「説明し理解得る責任ある」

菅官房長官は午前の記者会見で「今回の問題は、知事としての活動や知事個人の政治資金に関することであり、政府としてコメントすることは控えたい。ただ、きょう、東京都議会の総務委員会で集中審議が行われるということであり、そこは、都議会がしっかり対応すべきだと思っているし、知事は、政治家として、都民、国民に適切に説明し、しっかり理解をしてもらう責任はあるだろう」と述べました。

傍聴席は満席

都議会には、集中審議の傍聴を希望する人たちが午前中から次々と訪れています。傍聴券は午後0時半から先着順に配布されますが、午前11時前には定員に達し、用意された69の傍聴席はすべて埋まりました。
都内に住む77歳の男性は「許せないという気持ちだし、都知事として恥ずかしい。うそをついていると思うので、きょうは本当のことが聞きたい。議員には妥協せず、都民の声をくみ取って質問してほしい」と話していました。また、埼玉県に住む67歳の男性は「これまでの舛添知事の答弁はあやふやで言い訳のように聞こえて見苦しいと思う。きょうは正直に答えるべきだしはっきりとしたことが聞きたいと思って傍聴に来た」と話していました。