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小飼弾の論弾 #8「マネー特集:究極のバラマキ策『ベーシックインカム』とは?」
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小飼弾の論弾 #8「マネー特集:究極のバラマキ策『ベーシックインカム』とは?」

2016-06-13 07:00

    「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。 今回は、6月6日(月)に配信された「マネー特集」からハイライトをご紹介。リアルタイムの配信を見逃した方は、気になった部分だけでも動画でぜひご覧ください。 次回のニコ生配信は、6月20日(月)20:00。「WWDCで明らかになったアップルの戦略」等のトピックを予定しています。お楽しみに!

    小飼弾の論弾 6/20

    ■2016/06/06配信のハイライト

    • モハメド・アリは何を成し遂げたのか?
    • アベノミクスは成功?失敗?
    • 「働いたら負け」ということをみんな知るべき
    • 消費増税はアリ?ナシ?
    • マイナス金利の問題とは?
    • 日本は、不労所得で食っている国だった!
    • どうして下にまで富が降りてこない?
    • 「賃金を上げろ」と要求するのは、金持ちの思うつぼ
    • 労働者は分断されて、各個撃破された
    • 富の分配に失敗すれば、虐殺が起こるかもしれない
    • 究極のバラマキ策「ベーシックインカム」
    • 「バナナがおやつ」かどうか決めるには、コストがかかる
    • 日本株式会社の配当をもらおう
    • 全世界が「働かざる者食うべからず」病にかかっている
    • ベーシックインカムの財源はある?
    • ベーシックインカムをもらえるようになったら、みんな働かなくなる?
    • お金じゃなくて、現物支給じゃダメなんですか?
    • お金なんて幻想です
    • お金の価値は何が担保している?
    • 視聴者からの質問:なぜ人間しかお金を使わないのですか?
    • 視聴者からの質問:弾さんが今無一文になったら、何をしますか?
    • 視聴者からの質問:弾さんの投資方法は?
    • 視聴者からの質問:読書量と年収は比例する?
    • 視聴者からの質問:プログラマーですが、アメリカに出稼ぎに行くべき?
    • 視聴者からの質問:インフレ目標は達成できる?
    • 視聴者からの質問:資産家の親と、子どもの関係はどうあるべき?
    • 視聴者からの質問:弾さんがニコ生をやるモティベーションとは?
    • 視聴者からの質問:研究結果は、主観で変わる?
    • 視聴者からの質問:弾さんは若い頃からお金持ちになりたいと思っていましたか?
    • 視聴者からの質問:住宅に2000万円、3000万円払うのは狂気の沙汰?
    • 視聴者からの質問:物質をリサイクルする際の廃熱には上限があるのでは?
    • 視聴者からの質問:日銀が国債を無制限に買い取っても大丈夫?
    • 視聴者からの質問:通貨を電子化すれば、ベーシックインカムも実現できる?
    • 日本でハイパーインフレが起こることはありえる?
    • 岡田斗司夫氏が主張する評価経済社会についてどう考える?

    モハメド・アリは何を成し遂げたのか?

    小飼弾

    「特集に入る前に、"The Greatest Boxer"モハメド・アリが訃報を取り上げさせてください。彼はリングの中だけでなく、リングの外でも勝ったボクサーです。それも米国政府を相手にして。ベトナム戦争当時、彼は徴兵を拒み、こう言い放ちました。"I ain't got nothing against no Viet Cong; no Viet Cong never called me nigger."(ベトコンには何の恨みもない。彼らは俺のことを"ニガー"と呼ばない)」

    (略)

    「彼は王様に向かって、はっきり『王様の耳はロバの耳!』と言える人でした」

    (略)

    「この人が『モハメド・アリ』にならず、カシアス・クレイのままでいたら、オバマが大統領になることもなかったかもしれない。彼はアメリカの間違いを正したんです」

    (略)

    「驚いたのは、某新聞の公式Twitterアカウントが彼の訃報を取り上げて、『政治と直接かかわりがないけれど』なんてツイートしたこと(現在、元ツイートは削除されている)。この記者にとっての政治とは、政治家が議会でやるものなんでしょう」

    【続きは動画で】00:00:00

    アベノミクスは成功?失敗?

    安部さんはいったい何をやろうとしたんでしょう?

    小飼弾

    「彼が本当にやりたいのは憲法改正だと思いますが、そのためにちゃんと『経世済民』をやりましたという実績が欲しかったんでしょう。」

    (略)

    「なんでアベノミクスが冴えなかったかというと、政府でなんとかしようとしたから。国民も他人事で、付いていきませんでした。でも、日本は民主主義国家なんですから、アベノミクスの失敗の責任は安部さんにもあるけど、他人事のように放置していた国民にもあります」

    【続きは動画で】00:10:00

    「働いたら負け」ということをみんな知るべき

    小飼弾

    「株価は上がって個人金融資産は増えたけど、皆さんの給料は増えましたか? 昔、景気がよかった時は、貧乏な人でも金持ちも景気がいいと答えたものです。でも、今は景気がいい/悪いは人によってはっきり分かれている。じゃあ、誰が景気がいいのか? それは資産を持っている人。アベノミクスで増えたのは、不労所得です。『働いたら負け』というのが、さらに明白になりました」

    (略)

    「でも、不労所得が悪いことだと思われているのは問題です。今の労働倫理は、働いてお金をいただくのがメインになっているけど、実はそれは物理的にも生物的にも間違っている。どういうことかというと―――」

    【続きは動画で】00:14:20

    消費増税はアリ?ナシ?

    小飼弾

    「消費税というのは、『持てる者』の陰謀がうまくいった結果なんです。金持ちにとっては、消費税というのはとってもありがたい。なぜかといえば―――」

    【続きは動画で】00:24:25

    マイナス金利の問題とは?

    小飼弾

    「全世界的に金利は下がってますね。金利というのは、大まかにいえば、経済成長率+破綻のリスク。仮に経済成長率がゼロだとして、破綻のリスクが変わらないのなら、そのリスク分は上乗せしないとお金なんて貸せませんよね。今は、ハイリスクの相手には貸せなくなってきている」

    【続きは動画で】00:28:25

    日本は、不労所得で食っている国だった!

    小飼弾

    「日本は世界一の債権国、つまり世界中に貸しまくっているわけです。海外資産が上げる収益の方が大きくなってきている。日本自体が不労所得で食っているんです。働いてもいないのに食えていたのはなぜだろう、そこから考えないといけない」

    【続きは動画で】00:33:25

    どうして下にまで富が降りてこない?

    小飼弾

    「それは富を得ている人が『金の卵を産むガチョウ』を持っているからですよ。富の分け前にあずかっていないという人は、そのガチョウを持っていない。」

    (略)

    「こう考えてみてはどうでしょう。かつて人類は自分の肉体で戦い、富を得ようとしていました。でも今はポケモンに戦ってもらう時代。ポケモンマスターにならないと、富はもう得られないんです」

    【続きは動画で】00:38:00

    「賃金を上げろ」と要求するのは、金持ちの思うつぼ

    小飼弾

    「戦い方を変えなければいけません。これまで、労働者は『賃金を上げろ』、『労働基準法を守れ』と言ってきました。でも、今労働者が主張すべきは、『俺にもポケモンを寄こせ!』なんです」

    【続きは動画で】00:40:55

    労働者は分断されて、各個撃破された

    小飼弾

    「『賃金を上げろ』と要求しても、資産家の側は『もっと安く働いてくれる人やロボットがいますよ』と言えるようになってしまいました。労働者は分断され、各個撃破されてしまった」

    (略)

    「『持てる者』の数は圧倒的に少ない。そのことに『持たざる者』が気づけるかどうか。ちゃんと『俺にも不労所得を寄こせ』と要求しなければいけない」

    【続きは動画で】00:49:10

    富の分配に失敗すれば、虐殺が起こるかもしれない

    小飼弾

    「格差問題の解決には、ソフトランディングとハードランディングがあると思います。ハードランディングとは、焼き討ちが起こるような事態のこと。『金の卵を生むガチョウ』を育てるのは大変ですが、殺すのは本当に簡単です。こういう事態は、ベトナムやカンボジアで起きました。それが先進国で起こらない保証はありません」

    【続きは動画で】00:51:50

    究極のバラマキ策「ベーシックインカム」

    スイス国民投票、「ベーシックインカム」を否決

    小飼弾

    「ソフトランディングするための1つの手段が、ベーシックインカムです。最近、スイスで国民投票が行われ、否決されたことが話題になりました。」

    (略)

    「ベーシックインカムのことを『バラマキ』と批判する人がいますが、均等にばらまくのってけっこう難しいんですよ。今までの『バラマキ』がダメだったのは、ちゃんとばらまいていなかったから」

    【続きは動画で】00:55:50

    「バナナがおやつ」かどうか決めるには、コストがかかる

    貧しい人にだけ配るようにすればいいという人もいます。

    小飼弾

    「誰がいくらもらうべきか、どうやって決めればいいんでしょう? 年金というのは、『年を取ったら弱者』という前提で政府が高齢者をを助ける制度ですが、高齢者は一番資産を持っている人たちでもあります。日本の不労所得のほとんどは彼らが持っていっているけれど、持てる者、持たざる者の格差がある。だったら、(高齢者とかいった基準を設けるのではなく)全員に配ってしまった方がいい」

    【続きは動画で】限定00:00:00

    日本株式会社の配当をもらおう

    小飼弾

    「支払いに何の裏付けもないなら、悪い意味でのバラマキです。でも、僕たちはみんな日本株式会社の株主であり、その配当をもらうと考えたらどうでしょう? みんな正々堂々と配当を受け取れる。ただし、最後の1株だけは絶対他人に譲渡できないようにしておく」

    【続きは動画で】限定00:04:00

    全世界が「働かざる者食うべからず」病にかかっている

    スイスでベーシックインカムが否決された理由は?

    小飼弾

    「いろんな理由があるでしょうが、一番大きいのはやはり『働かざる者食うべからず』病」でしょう」

    (略)

    「実は、ベーシックインカムがピンと来ないのは、不労所得がない人の方が多いんです。なぜ、不労所得を寄こせという考えが浸透しないのか? それは、不労所得を得ている人の数が圧倒的に少なくて、たいていの人は不労所得で暮らすということがどういうことがわかっていないから」

    (略)

    「憲法に国民の義務として『勤労』が挙げられていますが、僕はこれについては削除すべきだと思う」

    【続きは動画で】限定00:05:40

    ベーシックインカムの財源はある?

    スイスでベーシックインカムが否決された理由の1つは、財源がないからだとも言われています。

    小飼弾

    「日本には余裕であります。これも、みんな考え違いをしているところなんですが、今の税はほとんどフロー、つまり給料などの所得にかけているでしょう。こういう税金は累進、つまり稼げば稼ぐほど税率が高くなるのに、不労所得に関しては累進せずに定率なんです」

    (略)

    「もう1つ注目してほしいのは、健康保険や年金の保険料。これらは税という名前は付いていませんが実質人頭税で、逆累進ですらある」

    (略)

    「相続についての考え方をちょっと変えると、実はベーシックインカムは簡単に実現できます。どういうことかというと―――」

    【続きは動画で】限定00:09:20

    ベーシックインカムをもらえるようになったら、みんな働かなくなる?

    小飼弾

    「本当に働きたい奴は、その程度働くのを止めませんよ。僕もその中に入るんでしょうけど。そういう人たちの勤労意欲は、給料程度のはした金でどうにかなるようなものではありません。『給料が欲しいから働く』ようなゆるい仕事は、まず途上国に行って、そのあとは機械がやるようになります」

    (略)

    「そんなに働きたいなら、『自宅警備』をれっきとした職業として認めればいいんですよ! 確かに昔は、人々の勤労意欲をかき立てないと十分なモノを作ることができませんでしたが、そんな時代はもうとっくに終わっています。なのに、その当時のマインドセットがまだ続いている。そろそろそこに気づきましょうよ」

    【続きは動画で】限定00:17:30

    お金じゃなくて、現物支給じゃダメなんですか?

    ベーシックインカムに対する反対論として、現物支給ではダメなのかという意見があります。

    小飼弾

    「現物支給の問題点は、市場の利点が活かせないということ。安い商品であっても、自由な市場があれば、そこに競争が生まれます。お金で渡せば、買う人は知恵を絞る。現物支給では考えなくてもよくなってしまう」

    (略)

    「教育バウチャー(教育に使用目的を限定したクーポン)という考え方もありますが、では教育とは何でしょう? 細かく分ければ分けるほど、『バナナはおやつに入りますか』問題が生じてしまう」

    【続きは動画で】限定00:25:30

    お金なんて幻想です

    小飼弾

    「お金はモノの代わりに使うために生まれたんですから、最初からバーチャルですよ。でも、バーチャル、幻想だからといって無視していいと言うことではありません。我々はお金のために人殺しすら辞さないわけですから」

    (略)

    「昔のお金は物理的な依り代が必要でしたが、今はそんなものは必要なくなりました。今はドル本位制ですが、そのドルも実体があるわけではない。経済に占める紙幣や硬貨の割合は数パーセント程度。それ以外は『どこかに記録されている数字』にすぎません」

    【続きは動画で】限定00:33:30

    お金の価値は何が担保している?

    小飼弾

    「お金は幻だからといって、担保がないわけじゃない。幻だからこそ、担保があるんです。ヒントは『お金とかけて脳と解く』。さあ、何だと思います?」

    【続きは動画で】限定00:38:10

    視聴者からの質問:なぜ人間しかお金を使わないのですか?

    小飼弾

    「道具を使う動物は人間だけでないこともわかってきていますが、お金については人間以外には使っていないようですね。シャチとかイルカは人間より緻密な脳を持っているわけですから、もしかしたら会話だけで貸し借りを把握しているのかもしれません。でも、人間も最初からお金を使っていたわけではありません―――」

    【続きは動画で】限定00:42:30

    視聴者からの質問:弾さんが今無一文になったら、何をしますか?

    小飼弾

    「昔、僕の実家が全焼して、実際に無一文になったことがあります。庭にプレハブ小屋を建て、僕がまず最初に買ったのは―――」

    【続きは動画で】限定00:44:00

    視聴者からの質問:弾さんの投資方法は?

    「弾さんの投資法を教えてください。結局、個別銘柄よりも、国内や海外のインデックスのETFでポートフォリオを組むのがベストなんでしょうか」

    小飼弾

    「何によって投資するかは、自分が今いくら持っているかによっても変わります。お金がない時は、コネと自分自身に投資すべき。投資できるお金が数十万円程度なら、金融商品はまだ買うべきではありません。それくらいなら、トランプユニバーシティで全額スって、何も得ることがなかったという教訓でも得た方がマシです」

    ・参考:「ドナルド・トランプ大学は詐欺だった」元生徒たちの証言

    「もし財産を殖やしたかったら、より若いものに投資した方がいい―――」

    【続きは動画で】限定00:47:38

    視聴者からの質問:読書量と年収は比例する?

    「読書家といわれる人はよく読書量と年収が比例するみたいなお話をされますが、株やFXをやっている人にもそれが当てはまると思いますか?」

    小飼弾

    「それは知らない。たまたま本好きで、一山当てた人たちが山のような本を持っているだけなのかもしれない。僕が知っているすごい人は読書家ではなく―――」

    【続きは動画で】限定00:52:25

    視聴者からの質問:プログラマーですが、アメリカに出稼ぎに行くべき?

    「アメリカのプログラマの給料は日本のプログラマの倍ほどだという記事をネットではよく見かけますが、これは本当でしょうか? 本当だとしたら、日本人で英語ができるプログラマがアメリカに出稼ぎにいくことは現実的な選択肢になりそうでしょうか?」

    小飼弾

    「シリコンバレーが話題になりますが、アメリカ全体で平均すればプログラマーの給料はたいしたことがないと言えるかもしれない。あと、アメリカで仕事する上で厳しいのは母国語が英語ということ。日本人もインドなどのオフショアと競争しなければなりません。僕がお勧めする方法は―――」

    【続きは動画で】限定00:53:40

    視聴者からの質問:インフレ目標は達成できる?

    「世の中相変わらずデフレになってる気がするのですが、インフレって達成できるんですかね?」

    小飼弾

    「日本だけで見たら、インフレはありえないように思うかしれません。それでも値上がりする株もあるわけです。ちょっと日本を出てみれば足りないものはいっぱい見えてきますし、日本の中にすらあります」

    (略)

    「インフレを飛び越えた、ハイパーインフレは簡単に引き起こせます。例えば、財政の裏付けなしにベーシックインカムをやってしまうとか。なぜ、日本でインフレが起こらないかと言えば―――」

    【続きは動画で】限定00:57:25

    視聴者からの質問:資産家の親と、子どもの関係はどうあるべき?

    「私の親もそこそこの資産家で、そんな親を頼るべきなのか、あくまでマッチョに無視するべきなのか、悩んでいます。弾さんはBIの原資として相続税100%を主張していますが、子供には一切相続させず、自力で資産形成を促しているのでしょうか? また、生きている間のお子さんとの経済的な距離感をどのように考えていますか?」

    小飼弾

    「相続税も厳しくなる方向にありますし、かじれるのであれば親のすねは早めにかじるというのも1つの考え方ですよ」

    【続きは動画で】限定01:01:00

    視聴者からの質問:弾さんがニコ生をやるモティベーションとは?

    「弾さんがこのニコ生をやる事によって得ている収入が労力に見合うほどではない気がして不安になります。ニコ生をやっているモチベーションが分かれば少し安心できると思うので教えてください」

    小飼弾

    「やはり、みんなから『1票』をもらえるということでしょう。つまり―――」

    【続きは動画で】限定01:05:10

    視聴者からの質問:研究結果は、主観で変わる?

    「STAP細胞に関する騒動について。定量的研究にも主観や恣意性で結論が変わることはあるのでしょうか? それと、研究不正と論文の捏造で退職も博士号取り消しも当然だと思うのですがなんとなく可哀想な気がしてしまいます」

    小飼弾

    「主観で結果が変わることはいっぱいありますよ。しかもこれまでの研究には、ねつ造していたけれど、そのねつ造が正しかったということもありました。それは―――」

    【続きは動画で】限定01:07:40

    視聴者からの質問:弾さんは若い頃からお金持ちになりたいと思っていましたか?

    「弾さんは、若いころから”お金持ちになりたい”と思っていましたか? また、今でも思っていますか?」

    小飼弾

    「お金持ちでなかった時も、必要なお金を用立てられるという自信はありましたし、その通りにやって来これましたね―――」

    【続きは動画で】限定01:10:20

    視聴者からの質問:住宅に2000万円、3000万円払うのは狂気の沙汰?

    「これから人口が減って空き家が増えるのに住宅に2000万円も3000万円も払うのって狂気の沙汰ではないでしょうか? 東京は人口が増えているので別ですが、僕はもっと住宅が安くなればいいと思ってます。弾さんは不動産に関してどのようにお考えでしょうか?」

    小飼弾

    「それはどこの住宅かにもよります。マンションを転がして上手に儲けている人もいる。物事を一般論で見てしまうと、商材を見つけることはできません。だから―――」

    【続きは動画で】限定01:11:40

    視聴者からの質問:物質をリサイクルする際の廃熱には上限があるのでは?

    「『エネルギー』の話は理解できましたが『物質の劣化』に対してはどのようにお考えですか。僕は『物質の劣化』を回復させるのにもエネルギーが必要であり、地球が許容できる「廃熱」上限には限界があると思います」

    小飼弾

    「限界はありますが、今の人類程度であれば、まだまだ地球には余裕があるはず。ただ、フロンの事例もありますし、きちんと因果関係は明らかにしていくべきでしょう」

    【続きは動画で】限定01:15:45

    視聴者からの質問:日銀が国債を無制限に買い取っても大丈夫?

    「日本の対外資産と国民の金融資産の合計以上の国債を日銀が無制限に買い取るようになっても、財政破綻やひどいインフレにはならないのでしょうか」

    小飼弾

    「お金に関しては、今の値段がすべてといってよいでしょう。十年物国債はこんな利回りでも取引が成立するほど『人気』の商材です―――」

    【続きは動画で】限定01:17:55

    視聴者からの質問:通貨を電子化すれば、ベーシックインカムも実現できる?

    「硬貨も紙幣も廃止して通貨を完全に電子化すれば徴税などの行政のコストが大幅に下がり、ベーシックインカムの実現に近づく気がするのですが、どう思いますか?」

    小飼弾

    「ビットコインを初めて知った時、この手があったかと思いましたね。お金というのは、緩やかなインフレ状態にあることが自然であり、そこをビットコインではマイニングでクリアしています。ただ批判としては、そのインフレ率が低すぎるということもあります―――」

    【続きは動画で】限定01:19:45

    日本でハイパーインフレが起こることはありえる?

    小飼弾

    「インフレが起こりやすいのは、やはり若者が多いところですから、少子高齢化が進んでいる日本では起こりにくいとはいえます。ただ、日本の場合、ほかで起こったインフレに巻き込まれてしまうこと―――」

    【続きは動画で】限定01:37:20

    岡田斗司夫氏が主張する評価経済社会についてどう考える?

    岡田斗司夫氏は、貨幣経済社会から評価経済社会への移行が徐々に進んでいると主張しています。人からの評価が持つ力が貨幣よりも大きくなっていくということですが、弾さんは評価経済の考え方についてどう見ますか?

    小飼弾

    「ぶっちゃけていえば、カネがなくなりコネがくるというのが、評価経済社会ということですよね。評価は貨幣と違って譲渡、分割しにくい。今でも評価経済的なものはありますが、それが貨幣経済を脅かすような規模になってくるとしたら流動性が低下するということでもある。評価は暴落にも弱いですしね。また、人格と結びついていない貨幣は、優しいというか、フェアであるとも言えます。評価とは差別の同義語でもあるわけですから。岡田さんも評価経済社会が来たら世の中がよくなるとは一言も言っていませんが、評価経済の規模が必要以上に大きくなってくるとしたら、そういう動きに対して戦わなくてはいけないでしょう」

    『評価経済社会・電子版プラス』(岡田斗司夫 著)

    【続きは動画で】限定01:40:00

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