タケノコ採りの男性2人の捜索開始 秋田 仙北

タケノコ採りの男性2人の捜索開始 秋田 仙北
秋田県仙北市で、タケノコを採りに山林に入ったとみられる男性2人の行方が相次いで分からなくなっていて、13日朝から捜索が行われています。現場近くではクマのような動物の姿が確認されていて、警察と消防は慎重に捜索を進めることにしています。
11日、秋田市横森の村上満さん(75)の家族から「夕方になっても家に帰って来ない」と警察に届け出がありました。
村上さんは家族に「タケノコを採りに行く」と話していたということで、警察と消防が、12日朝から捜索したところ、仙北市田沢湖玉川の国道沿いで村上さんの軽乗用車が見つかったということです。
また、12日に秋田市土崎港北の水澤光男さん(81)の家族から「前日からタケノコ採りに出かけたまま帰って来ない」と通報があり、警察などが捜索したところ、村上さんの車があったのと同じ場所で、水澤さんの乗用車が見つかったということです。
警察と消防、それに地元の猟友会などは、13日午前8時ごろから、およそ20人態勢で仙北市田沢湖の山に入り、2人の捜索を始めています。
2人の車が見つかった現場近くでは12日、上空からヘリコプターで捜索に当たっていた警察官が、クマのような動物の姿を確認していて、警察と消防は慎重に捜索を進めることにしています。
秋田県内では、北部の鹿角市の山林で先月以降、タケノコや山菜採りをしていたとみられる男女4人が相次いで死亡していて、クマに襲われた可能性があるとして警察が注意を呼びかけています。