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【上海空港爆発】
一斉に逃げる乗客、閃光と白煙…2つの荷物が相次ぎ爆発「手製の爆発物」か、4人重軽傷
【上海=河崎真澄、北京=西見由章】中国国営新華社通信などによると、12日午後2時20分(日本時間同3時20分)ごろ、上海市の浦東国際空港で爆発があり、少なくとも4人が負傷した。
新華社が警察当局の情報として伝えたところでは、空港第2ターミナルのチェックインカウンター付近で手製の爆発物が爆発し、負傷者が病院に搬送された。
上海の地元メディアによると、カウンター付近にあったチェックイン待ちの2つの手荷物が約5秒の間隔で相次いで爆発。負傷者のうち1人が重傷、3人が軽傷という。爆竹が破裂したとの情報もある。
上海の日本総領事館によると、負傷者に日本人は含まれていない。
ネット上に掲載された空港の監視カメラとみられる映像では、カウンター前に並んでいた乗客らが一斉に逃げ出し、数秒後に乗客らのすぐ近くで大きな閃光(せんこう)と白煙が上がる様子が撮影されている。
爆発後、多くの乗客はおびえた様子で呆然(ぼうぜん)としていたが、われに返ると荷物を持って現場を離れていった。
空港内で負傷者が担架に乗せられ、搬送される様子の写真も拡散している。
爆発があったカウンター付近は封鎖され、武装警察官らが現場の状況を調べている。