葬儀のマナーや作法、急なお葬式でも安心の全知識解説

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引用元:http://f-kodaira.ohnoya.co.jp/funeral-living/livingfuneral.shtml

日本には様々な宗派の葬儀があり、急なお葬式で戸惑う方は多いのではないでしょうか。
特に死と直面することが少ない若い世代の場合なおさらです。

そこで今回は、葬儀のマナーや作法などお葬式に関する知識を徹底解説。
葬儀のマナーや作法も時代とともに変化しているため、若い世代だけでなく、お葬式のマナーについて理解がある方も今一度ご確認下さい。

1.お葬式について

引用元:http://f-kodaira.ohnoya.co.jp/funeral-living/livingfuneral.shtml

引用元:http://f-kodaira.ohnoya.co.jp/funeral-living/livingfuneral.shtml

日本にといて、最も多いのが「仏式葬儀」となります。
全体の94%を占め、残りを神式葬儀である「葬場祭」、キリスト教葬儀、無宗教葬儀などとなります。

さらに仏式には、一般葬といわれるものから家族葬、一日葬、直葬、社葬など様々な葬儀方法があります。
最近では「自由葬」なども注目されており、新しい葬儀形態の場合は厳しいマナーや作法などないのですが、それ以外の仏式、神式、キリスト教などでは、それなりにルールや作法があります。

以下で仏式、神式、キリスト教葬儀についてそれぞれご説明します。

2.仏式の葬儀について

引用元:http://web.joumon.jp.net/blog/2012/07/1426.html

引用元:http://web.joumon.jp.net/blog/2012/07/1426.html

仏式葬儀は、先ほど述べたように日本の葬儀の約94%と言われおり、日本でもっともなじみがある葬儀です。

宗派によって多少の違いはありますが、通夜をし葬儀・告別式なりを行い、僧侶の読経とともに故人の冥福を祈る儀式です。

仏式葬儀において知らないと不安なのは、

・焼香の仕方
・通夜の参列の仕方
・通夜振る舞いのマナー
・香典の書き方
・金額の包み方
・持参の仕方

などが挙げられます。

また、通夜の服装、本葬儀の服装なども知っていないと浮いてしまいがちになりますからマナーや作法は侮れません。
まずは、身近な仏式葬儀から確認してみましょう。

2-1. 通夜とは?

葬儀の始まりは亡くなった瞬間から始まります。
遺体は湯灌(ゆかん)・清拭、死化粧をし納棺をし通夜の準備に入ります。

通夜とは、生前、故人と親しくしていた人達が、一晩中灯りを共にし、お香を絶やさずに行うのが始まりです。

「故人の霊をなぐさめ、邪霊の侵入を防ぐため」に、故人と一緒に過ごすという意味を持っていますが、最近では仕事などの都合から葬儀・告別式よりも、夕刻から始まり1~2時間程度で終える通夜(半通夜)に参列するのが主流となっています。

通夜の法要からお葬式・告別式まで、遺族は喪服で臨むのがマナーとされています。

席順のマナーは、祭壇・棺に向かって右側に喪主、そこから縁の濃い順に着席するのが、一般的です。
僧侶が着席し、通夜は僧侶の読経から始まり、読経が終わると喪主、親戚、一般弔問客と焼香をします。
会葬者の焼香が終わると、僧侶の故人を悼んでの法話があり、通夜の儀式は終了します。

2-2.通夜での作法

通夜での作法は、まず、通夜の時間内に遅れないように早めに家を出ましょう。
受付にてお悔やみを述べ、香典を渡し記帳をします。

あらかじめ。ふくさに包んで持参した香典を渡す場合は、丁寧に両手を添えて渡しましょう。
香典は、むきだしで持って歩かず、ふくさに包んで持参するのがマナーです。

記帳後は祭壇のある部屋へ行き入室。
遺族が参列者のあいさつを受けている場合は、並んでお悔やみを述べます。

その時のお悔やみの言葉は「この度はご愁傷様でした。心からお悔やみ申し上げます。」などが一般的です。
夜の場合は受付などがないケースもありますので、この場合は、香典は焼香の折に祭壇に供えます。

席次が決められていない場合は、前の方から詰めて着席し案内に従って順番に焼香します。
(焼香の具体的な手順については、後に説明します。)
焼香が終わると「通夜振舞い」の席へ案内されます。

2-3.「通夜振る舞い」について

参列者に食事が振る舞われることを「通夜振る舞い」と呼ばれ故人をしのぶ場として設定されます。
この「通夜振る舞い」に参加するかどうかの基準は、判断に迷うところでしょう。

通夜振る舞いの趣旨としては、故人をしのぶ場として通夜の後に用意される食事会のことで、形式は地方によっても異なり、料理やお酒を振舞う所もあれば、お菓子などを持ち帰るだけの地域もあったり、また、お茶だけを振舞う場合もあると言われます。

料理の場合でも、大皿でのオードブル的なものが多く、ここでは食事が目的ではなく、故人の思い出などを語り遺族たちの心を慰めるという趣旨を含んでいます。

関東では一般会葬者も参加!関西では身内のみが多い!

一般的に関東方面では、近所の方など一般会葬者も含めて「通夜振る舞い」に参加する傾向にあります。

ところが、関西方面では、遺族や親族のみで「通夜振る舞い」を行うことが多いと言われます。
基本的には、その地域のしきたりに合わせるということになるのでしょうが、遺族からの案内に従うことが自然でいいでしょう。

故人や遺族との関係性が深い場合や遺族から参加を請われた場合は、参加するようにしたらいいのではないでしょうか。
通夜振る舞いでは、箸をつけることが供養になるとされているので、参加するケースでは、一口でも口をつけることがマナーとなります。

通夜振る舞い自体は1時間程度行われますが、故人や遺族と親しい間柄である場合以外は、長居はせず退席するのがいいでしょう。
辞退する場合は、遺族にその旨一言告げて退席することをおすすめします。
それでも、重ねて請われた場合は、一口でも箸を付け適当なタイミングで挨拶してから退席します。

通夜振る舞いでのマナー

「通夜振る舞い」の席は、故人を偲んで思い出話などをする場。

そのため、故人に関係のない話は避けましょう。
また、大声を出したり、大きく笑ったりしるのはNGです。

ともすると、思い出話のなかで会話が弾んでしまうこともあるでしょうが、「通夜振る舞い」では、笑ったりするのは、マナー違反とされています。
あくまでも、故人をしのぶということを念頭においておきましょう。

「通夜振る舞い」の間も、翌日の葬儀の件で遺族は、あわただしい状況にあると予測されます。
そのため、遺族と話し込んだりしないよう気遣いをしましょう。

結論としては、通夜振る舞いの参加するかどうかは遺族の指示に従うことになりますが、供養のため可能ならば参加するのがマナーと言えます。
ただ、最終的には、地域によって事情も異なりますから、各々の方が、 臨機応変に対応していただければいいでしょう。

2-4.焼香についての作法

「焼香」は、参列者の心身を清め、故人の冥福を祈るためにおこなわれます。
慣れていない方は戸惑うことも多い作法なので、以下で詳しく説明していきます。

仏式の葬儀では、焼香は通夜でも葬儀でも行われます。
焼香は仏式の葬儀において「お香」をたく作法のことです。

ここでも、焼香における作法があります。
焼香には「座礼焼香・立礼焼香・廻し焼香」などのスタイルがありますが、ここでは、椅子席の式場で多く用いられる形式の「立礼焼香」のケースを紹介しましょう。

焼香の手順

僧侶の読経が始まると、遺族や親族に続いて参列者が焼香をおこないます。
焼香の作法は宗派や地 域によって異なりますが、一般的作法としては、以下のようになります。

順番回ってきましたら、まず、次の人に会釈します。
焼香台の手前で僧侶に一礼し、次に、遺族に一礼し焼香台に進みます。
遺影を見つめ、一礼し、1歩前に出て合掌します。(数珠は左手につけます)
左手は、そのまま合掌の形で残し、右の親指と人差し指と中指で抹香を軽くつまみ、目の高さまで捧げ、静かに香炉に香を落としましょう。1~3回繰り返します。( 焼香の回数は、宗派や地方参列者の人数などにより異なります。気になるようでしたら、事前に何宗で葬儀をするのか確認しておくと安心でしょう。)
終わったら、遺影に合掌して一礼します。
そのまま3歩位下がり、僧侶と遺族に一礼して自席に戻ります。

数珠の扱い

基本的に左手で持ちます。
焼香するときには、体の前に数珠をかけて左手を差し出し、右手でお焼香をします。

合掌するときは、数珠を両手の親指と人差し指の間にかけておこないます。
使用しないときは、左手の親指と人差し指の間にかけて持ちます。

2-5.お通夜の香典について

人が亡くなりますと、お悔やみを伝えにお通夜または葬儀とか告別式に参列するのですが、この際に持参するものが「香典」です。

香典とは、仏式等の葬儀で死者の霊前等に供える金品をいいます。
「香料」ともいい、線香の代わりに供えるという意味を持っていました。

通例、香典は、香典袋に入れ葬儀の際に遺族に対して手渡されるのですが、供物という意味と同時に、不意の事態に遭遇した故人の家族への支援という意味あり、助け合い的な意味合いも含まれていました。

香典をいつ持参したらいいかという問題が残りますが、マナーとしては、お通夜の時でも葬儀の時でも構いません。
遺族に一度渡しましたら、その後に出席する葬儀の席では、受付に名前だけを記帳すればいいのです。
(香典につきましては、金額なども含めて後に詳述しますので、参照ください。)

2-6.通夜の服装

通夜は、告別式の前日に親しい人たちが「取り急ぎ駆けつける」といった意味合いが強い儀式です。
そのため、たとえ通夜の日程が逝去から数日後だったとしても、地味な平服での参列で問題ありません。

男性は、ブラックスーツやダークスーツが一般的です。
勤務先から直接駆けつける場合は、ネクタイと靴下を黒に替えておけば大丈夫です。

女性は、黒または地味な色のワンピースやスーツを着用するのが一般的です。

ただ、最近では葬儀と告別式の代わりに通夜のみ出席する人が多くなり、喪服を着用する人も増えてきました。
用意ができるのであれば、喪服ですと気持的に安心かもしれません。

アクセサリーも外しできれば靴なども飾りや光沢がないものにし、仏式通夜でしたら、ファーとか爬虫類系の型押しなどは殺生をイメージさせるので止めた方が無難でしょう。
無論、派手なお化粧やマニュキュアなどは避けるのもマナーです。

2-7.通夜でのご法度まとめ

通夜でのやっていけないことをまとめてみました。

・携帯電話は切るか、マナーモードにしておくこと。
・通夜でも、葬儀の席でも「死因」は聞かない事がマナーです。
・通夜振る舞いに招かれたら、提出された食事に箸をつけること。
・通夜振る舞いに長居 をしないこともマナーです。
・通夜振る舞いの席で、お酒を飲みすぎて久々に会った友人 と、盛り上ったりしてはいけません。
・表情が明るすぎたり、笑い過ぎたりするのもご法度。
・読経の時に、居眠りなどはマナー違反です。
・派手なメイクは避け、服装も地味な色にし、アクセサリーは真珠の一連どまりにしましょう。

2-8.葬儀・告別式の流れ

葬儀・告別式では、僧侶の入堂から始まります。
席順は通夜と同じ。

遺族は原則、正式喪服で臨みます。
僧侶読経のあと弔電披露。
再度読経再開。焼香。僧侶法話。
焼香が終わると、僧侶はお経を済ませ退場。
司会が閉会の辞で終了
喪主や遺族は棺のふたを開けて、花や故人の思い出の品を棺の中に収め「お別れの儀」を行い、棺を霊柩車に搬出。
斎場の外で待機している参列者に、喪主が挨拶。出棺となります。

2-9.葬儀・告別式での服装

葬儀・告別式に参列する場合は、基本的には喪服を着用します。
特に親しい間柄でない場合には、黒めの平服でもかまわないとされます。

その場合、男性は ダークスーツと黒のネクタイ、黒の靴が基本です。
女性は、黒もしくは地味な色のスーツ、もしくはワンピース。黒の光沢のない靴が望ましいでしょう。

アクセサリーについて

女性の場合、アクセサリーは涙を連想する白のパールが基本で、一連のネックレスか一粒タイプ のイヤリングのどちらかを選ぶのがよいとされます。
二連のネックレスは「不幸が重なる」とい う意味から、使用しないことがマナーです。
時計なども余り派手めなものは避けたほうがいいでしょう。

♦靴

靴についてパンプスは正式礼装を同じく、黒系のものとし、ストッキングも黒色にしましょう。

小物について

ふくさについては、不祝儀用の色は紫、緑、藍、グレーなど地味目のものを使用しましょう。

手袋

黒で布製のものを使います。焼香する時は外しましょう。

ハンカチ

白の無地か黒のフォーマルなものを用いましょう。

傘も黒か紺、ないしグレーなどの地味めな色にしましょう。

2-10.火葬について

出棺すると、遺体は火葬場に向かうことになります。
遺族は、ここで故人と最後のお別れをしなければなりない場所です。

出棺の際は喪主が位牌を、喪主の次につながりが深い親族が遺影を持つのが一般的になっています。
棺を霊柩車に納めると、喪主が参列者に挨拶を行い、喪主は霊柩車に乗り、親族たちはマイクロバスやバスなどで霊柩車に続きます。

火葬は、遺体を葬るための処理の1つで遺体を焼却する行為です。
それをする場所が火葬場ですが、ここにも、故人をつつがなく送る作法や法律があります。

2-11.火葬場に着いてからの作法

火葬場に着き、火葬許可書を提出しますと、棺は係員の手で車から降ろされかまどの前に安置されます。
ここで納めの式が行われます。

用意されている小さな机の上に、故人の位牌と遺影が飾られます。
式が始まると、僧侶の読経の中、喪主から順番に焼香していき、故人の冥福を祈ります。

焼香が終わる納めの式を終了しますと、棺は焼香炉に納められ、同席した人々は、合掌して見送り、この間遺族や親戚関係者は、40分~1時間位控え室で待機をすることになります。

2-12.火葬している間のお接待

近親者は、お酒や茶菓子で参列者をもてなします。
控え室では、僧侶に最上席に座ってもらい、喪主は僧侶の隣でもてなします。

これは、葬儀のお清めとして接待するもので故人の供養になるものですから、同行者は遠慮なくこの接待を受けましょう。

2-11.「骨上げ」のマナー

骨上げとは、火葬が終わった後、参列者全員で遺骨を拾うことをいいます。
ここにも仏教特有の作法があって、知らないと戸惑うかもしれません。

2人1組になり、故人と縁が深い順番に、箸で一片の骨を拾い上げ、骨壺に入れます。
その際、一片の骨を一人が骨を箸で拾い、もう一人がその骨を箸で受け取る「箸渡し」で、骨壺にと入れます。

あるいは、二人一組で、一つの骨をはさむというしきたりもあります。

一般的には、歯を納め、足の骨からはじめて、骨壷の一番上に頭骨がくるように収めていきます。
最後は、故人と一番縁のある人が、喉仏の骨を拾うことが多いようです。

喉仏の骨は座禅を組む仏の姿に似ている為、最後に納めるという仏教的しきたりから来ていると言われています。
また、二人で橋で骨を拾うという作法の意味は、故人が、三途の川の「橋渡し」をするという意味が込められているといわれます。

2-12.火葬が終わったら

火葬が終わると、遺族は骨壺に入れた遺灰とお骨を家へと持って帰ります。
その遺骨は、小さな机に線香立てを置いた「後飾り壇」という祭壇に安置され、「還骨回向(かんこつえこう)」という読経や焼香が行われると、ようやく、葬儀の全てが終了したことになります。
遺骨は、ここで49日まで安置されます。

2-13.火葬場での「心付け」のマナー

火葬場の炉係などに「心付け」というものを渡すのが慣例化したマナーのようになっていますので、少し触れておきましょう。

これは故人を大切に弔ってくれた感謝の気持ちで「チップ」のようなものとして捉えることができます。
昔からの風習で、墓掘り、柩を担ぐ人、湯かんをする人などに、お酒と食物を与え死の穢れを清めるという慣わしからきたとされ、この名残りが、現在も、葬儀に関わってくれた関係者への心付けという形で残っていると言われています。

額については、地域によって異なる場合も多いので、契約した葬儀の業者に相談してみればアドバイスをくれるはずです。
ただし、強要されるものではなく、志ですから額は決まっていません。気持ちの額でいいのでしょう。
けれど葬儀にまつわる情報として紹介しますと、以下のようになります。

・霊柩車運転手:3,000円~5,000円
・バス運転手:2,000円~5,000円
・火葬場の炉係:3,000円~10,000円
・休憩室接待係:2,000円~5,000円

この「心付け」の渡し方は「志」と表書きした封筒や、不祝儀袋に現金を入れて渡すのが一般的です。
額については、地域によって違ってきます。

公営ですと、最近は、職員は公務員扱いなので心付けは禁止となっている場合もあります。
ただ、死については合理で割り切れない現象もありますのでその死に立会い葬儀を助けてくれた方々に「心付け」を渡すという習慣も、供養という視点からは全く意味がないと切り捨てにくい部分もあるでしょう。
あとは、それぞれの方の考え方次第ということになります。

3.キリスト教の葬儀について

引用元:http://www.dscorp-japan.com/gallery.html

引用元:http://www.dscorp-japan.com/gallery.html

仏式の葬儀が多い中、クリスチュンでなければ、キリスト教の葬儀を上げる方は少ないかもしれませんが、友人親戚などに信仰があり、葬儀をキリスト教で実施するということも考えられます。
そういう時に慌てないように、キリスト教の葬儀、なにびにマナーの大枠を紹介をしましょう。

3-1.キリスト教の死生観

キリスト教における葬儀で重要なのは「死の迎え方」です。
そういう意味で、臨終の際し、カトリックでは神父プロテスタントでは牧師が立ち会い、神に祈って死の瞬間を迎えることを重視します。

キリスト教においては、死は命の終わりではなく、地上での罪が、神から許され永遠の安息を与えられることと捉えられているからです。
その位置づけは、生と死を支配している神に委ねるという死生観が、仏教とは異なっているということです。
そういう死生観ですから、当然弔問の言葉もマナーも異なってくるはずでしょう。

3-2.カトリックとプロテスタントでは教義もマナーも異なる!

キリスト教の葬儀については、カトリックとプロテスタントに分けられますが、

一般にはカトリックでは伝統的な儀式に厳格で、プロテスタントは比較的自由で柔軟であるとされています。

カトリックの場合は、「通夜の儀」と呼び、プロテスタントの場合は「前夜祭」と呼びます。
カトリックでは「神父」プロテスタントでは「牧師」と呼ばれる人が、死者と神との祈りをささげてくれます。

キリスト教においては、教義そのものを理解することがマナーにつながっていきます。
聖歌を歌う場面に立ち会っても、教義を理解していなければ、共感もできないでしょう。
そこで、まず、カトリックとプロテスタントの葬儀の概要を見ていきましょう。

3-3.【カトリック】カトリックの葬儀について

カトリックはバチカンを総本山として、世界中に10億人以上の信者がいます。
聖水を注ぐ撒水はカトリック独特の宗教儀礼で、聖歌が歌われることも特徴。

臨終に際しては、神父を呼びます。
神父は、死に瀕している病者の額に手を置き、顔と両手に聖油で十字架をしるします。

逝去前、逝去直後に「聖体拝領」を行いますが、「聖体」とはキリストの血肉のことで神父が持参したパンと葡萄酒が故人の口に与えます。
ここから葬儀が始まります。

納棺については、遺体を囲み、神父の祈り聖書朗読聖歌斉唱をしながら「聖水」を遺体にまき納棺。
棺に蓋をして黒い布で覆い、白の花で作られた十字架を上に置きます。

聖歌斉唱して、全員での祈りの後、遺族親族、参列者の順で聖水が撒かれます。

3-4.【カトリック】通夜の祈りとお茶会について

通夜のことを「通夜の祈り」といい、自宅か教会で行われます。
まず、棺の枕辺に十字架と左右に蝋燭を灯した燭台を立て、花を飾ります。

神父が祈祷、聖歌を合唱し招きの言葉を述べた後、会葬者も聖書を朗読。
説教を聴きながら共に祈り、その後献花を行います。遺族代表が挨拶をし司祭の説教後終了。

茶菓で故人をしのぶ会を行ったりします。お菓子程度の会ですから、余りルールやマナーはないフランクな集いでしょうが、それでも大声や笑い声は控えた方がいいでしょう

3-5.【カトリック】葬儀・告別式について

カトリックの葬儀は

・入堂式
・ミサ聖祭式
・赦祈式(しゃとうしき)

の3つの儀式から成ります。

「ミサ聖祭式」は洗礼を受けたカトリック信者だけのものです。
祭壇と棺に撒水し、神父が「入祭」と宣言し、そのあと赦祈式が行われます。
これは、故人の生前の罪の許しを神に請い、永遠の安息が得られるように祈る儀式です。

聖歌斉唱の後、香炉と聖水を持った神父が、棺の前に立ち聖水をかけ、故人の罪を清め香炉を振りながら棺の周囲を回故人の安息を祈ります。司祭の祈祷と聖歌斉唱して終了。

3-6.【カトリック】火葬・埋葬について

キリスト教の葬送は土葬埋葬が基本になっていますが、日本では、自治体が土葬を禁じていますから、葬儀後は棺を火葬場に移します。

火葬場に着いたら火葬炉の前に棺を置き、聖歌を合唱。
司祭が祈りを捧げた後、司祭と参列者との聖句交唱があり、撒水、撒香の後、再び司祭の祈祷、聖句交唱をしてから火葬します。

火葬後に骨を拾う「骨上げ」に対しては、キリスト教の作法はありません。
それぞれの人が箸で拾って骨壺に直接収めて構いません。骨壷は自宅に持ち帰り、追悼ミサ後納骨します。

3-7.【プロテスタント】プロテスタントの葬儀について

プロテスタントでは、信者が最期の時が迫っている段階で、牧師に来てもらい「聖餐式(せいさんしき)」行います。

「聖餐式」は、牧師がパンと葡萄酒を与えて信者の唇を湿し、神に永遠の安息を祈る儀式です。

逝去後は故人の手を胸の上に祈りの形に組み、遺体に聖書を置きます。
こうした儀式はカソリックと同様ですが、プロテスタントでは「聖水」を撒きません。

当日中に牧師の元で祈祷の後遺体を納棺。全員で賛美歌を合唱。
牧師が故人の生前と信仰について語り主への感謝を述べ、全員で再び賛美歌を合唱し終了。

3-8.【プロテスタント】前夜祭について

プロテスタントでの「前夜祭」は、亡くなった日の翌日に行われます。
ただ、逝去当日の納棺式に引き続いて行われることも増えています。

聖書が読まれ、牧師の祈り、賛美歌を歌います。牧師による説教の後、順番に献花遺族代表の挨拶で終了。
カトリックの場合と同様、牧師と遺族・親族などで、故人の思い出話とかを語り合う軽食程度の「茶話会」が実施されます。

3-9.【プロテスタント】葬儀・告別式・火葬の流れ

プロテスタントでは葬儀に厳格な儀式はなく「撒水」の撒布もなく賛美歌と献花が特徴です。
牧師が開式を告げ聖書朗読・祈祷の後、賛美歌 を全員で歌い、牧師による聖書朗読と祈りが捧げられます。

故人の略歴や信仰生活について紹介の説教があります。
再度、祈祷・賛美歌が歌われ、一同黙祷。遺族代表挨拶。牧師が祈祷し、オルガン演奏の中献花が行われます。火葬についても、カソリックと変わりません。
異なるのは、「聖水」は撒かないこと。ここで献花の仕方を紹介しましょう。

3-10.【プロテスタント】献花のマナー

キリスト教葬儀の参列者としのマナーは、余り形式ばったルールはありません。
仏式と全く異なるのは焼香はないということ、それに変わる献花のマナーがあるくらいです。

キリスト教葬式では、参列者が祭壇に1本ずつ白い生花を供えていく儀式があります。
一方、告別式での献花は、故人が好きだった生花を使うことが多く、色も種類も自由ですが、バラはトゲがあるため使用されません。

献花の方法

献花の方法を説明しましょう。
献花については 教会によって多少やり方が違ってきます。

遺族に向かい一礼し、花が右を向くように受け取ります。
胸の前で花が手前になるように回し、 遺影に向かって一礼し両手で捧げます。
それを献花台に置きます。
最後に後ろにさがり遺影に向かって一礼をした後、神父にも一礼して終了。

3-11.【プロテスタント】弔慰金について

仏式や神式のときにはお香典という呼称についても、キリスト教式の場合は「弔慰金」といいます。
仏式のように、あえて持参する習慣はありませんが、日本式に弔慰金ば、普及しているようです。

のし袋には「御花料」と書き遺族に渡されます。
金額としても、仏式と額のちがいはありません。気持ちを包むという感覚でいいでしょう。

3-12.【プロテスタント】火葬・埋葬について

土葬埋葬が基本になっているのはプロテスタントでも同様となりますが、「聖水」によるお清めがないだけです。
火葬後の「骨上げ」はカトリックの場合と同じで、特にルールはありません。

3-13.キリスト教の場合の供花について

キリスト教の場合の供花は、仏教の葬儀で良く用いられる白い菊は、キリスト教ではあまり用いられません。
百合やカーネーション、小菊などが用いられます。

また、仏教では造花がもちいられることがありますが、キリスト教では、生花のみを供花として使用します。
名札も付けないとされています。贈り方は、基本的に籠アレンジで、持ち運ぶことができるように小ぶりの籠に入れたものなどが多いようです。送り先は、教会に贈るのではなく、故人の自宅に贈ります。

キリスト教には、クロスとハートの独特なアレンジメントがあります。
クロスのアレンジは、遺族や友人などが贈るもので、十字架の形をしたアレンジメントです。

ハートのアレンメントは、親族や親しい間柄の友人が贈るもので、ハートの形に花でアレンジをするアレンジメントですが、これらは、店舗によっては取り扱っていないこともあるので注意して下さい。

4.神道の葬儀について

引用元:http://www.mhiranoya.co.jp/saidan-shintou.html

引用元:http://www.mhiranoya.co.jp/saidan-shintou.html

日本全体のパーセンテージは少ないものの、神式葬儀「葬場祭」を利用する方もいます。
「葬場祭」に初めて参列する方のために神式葬儀の流れや作法や参列時の服装や香典などのマナーについて紹介しましょう。

4-1.神葬祭とは?

仏教では仏に帰依する形になりますが、神式では、故人は亡くなった後、子孫を見守る守護神として祭るという意味を持っています。

神道の形式で行われる葬儀は「神葬祭」、通夜は「通夜祭」といいます。
「神葬祭」では故人の御霊をその家にとどめて、守護神になってもらうための儀式です。

神道では人が死去することを「帰幽(きゆう)」といいますが、「神葬祭」では祖霊舎(それいしゃ)に故人の死を奉告する帰幽報告の儀にはじまり、枕直し、納棺、通夜祭、葬場祭、火葬祭、埋葬祭、帰家祭で終了という進行になります。

遺族は、柩前日供(きゅうぜんにっく)と言って、出棺までの毎日、朝夕2回、故人の好物であった食べ物を柩の前に供し拝礼するのがマナーとなります。

4-2.手水の儀(ちょうずのぎ)

神式葬儀では、葬儀のはじめに手や口を清めるために「手水の儀」を行います。
儀式は斎主(神官)副斎主、喪主遺族、近親者の順番で行われます。「手水の儀」について説明しましょう。

ひしゃくを右手に持ち水をくんで、左手に3分の1ほどかけます。
ひしゃくを持ち替えて、右手に水を3分の1ほどかけます
水を左手に受け、口をゆすいで清めます
最後に懐紙(二つ折りの和紙)が渡されるので、口元や手をふきましょう

4-3.遷霊祭・神葬祭について

遷霊祭は故人の御霊を白木の霊璽(れいじ)に遷す儀式です。

夜、斎主により遺体から霊璽へ御魂を移します。斎主が祭詞(さいし)を奏上し、遺族は玉串を捧げます。
神葬祭では、斎主がするお祓いを修祓の儀(しゅうばつのぎ)儀から始まり、祝詞(のりと)奏上故人の生前の功績を讃え、守護神となってくれることを祈る誄詞(るいし)祈願 をしている間、参列者は玉串奉奠(たまぐしほうてん)をします。

祭壇に供えてある神饌(しんせん)と奉幣(ほうへい)を下げ、 斎主が退出すると式は終了します。

4-4.手水、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法について

神式葬儀では、焼香という行為はなく焼香の変わりに榊の木を故人の祭壇に捧げる玉串奉奠(たまぐしほうてん)が、神道葬儀の作法の習得が必要となります。

また、葬場祭の流れとしては「手水の儀」といいますが、手水で身を清めてから、葬場祭の会場に入るというのも神道の葬儀の特徴です。神式では、この辺りのマナーに気をつけましょう。

玉串奉奠のマナー

玉串奉奠(たまぐしほうてん)は、仏式で行われる焼香にあたります。
身を清めるために 玉串と呼ばれる榊(さかき)の枝葉を祭壇に供えます。

ここにも、独特のマナーがあり ます。
事前に自然にできるよう覚えておくと、神道の葬儀に不安なく参列 できるでしょう。

自分の順番がきたら次の人に軽く会釈し、遺族、斎主に一礼します。
玉串を受け取る時は、 両手でキチッともらいましょう。
右が枝元、左に葉がくるように持ちます。
左手で葉の部分を支えるように、玉串を縦の状態にします。
左手をまた枝もとに来るようにもちかえ、90度ほど回転させます。
枝元を祭壇の方に傾け供えます。
遺影に向かって2回礼をし、音を立てずしのび手で二拍手、もう一度深く一礼します。
後に下がり、終った後は斎主と遺族に一礼します。
自分の席へと戻ります。

二泊手のところの「忍び手」というのは、音を立てずに手を打つマナーですが、これは喪が開ける時までずっと続きます。

4-5.火葬祭について

火葬祭は遺体を火葬に付す前に、火葬場にて行なう儀式です。
斎主が祭詞を奏上し、遺族は玉串を奉って拝礼し、この後、遺体は火葬に付されます。

神道系葬儀でも、骨を拾うことに特別な作法はありません。
埋葬祭は、四方に竹を立ててしめ縄で周辺を囲み、遺骨を埋葬します。この間、祭詞が奏上され、遺族は拝礼を行います

4-6.帰家祭および直会について

火葬・埋葬を終えて故人は自宅へ戻りますが、ここでも、塩と手水で祓い清めて霊前に葬儀の終了を奉告する帰家祭を行います。

この後、神職や世話役などの労をねぎらうため直会(なおらい)という宴を行い、これで葬儀に関しての儀式は終了です。

家に戻り帰家祭の折にも、手水で祓い清めますが、これは神道葬儀のマナーでもあります。
次には、手水と玉串奉奠(たまぐしほうてん)を詳述しましょう。

4-7.注意しておきたい言葉遣い

神道では、死は悔やんだり悲しんだりするものではなく、守護神になってもらうという意味に捉えるため、仏教用語や悲しみの意味を持つ哀悼を述べるのはふさわしくありません。
「冥福」や「成仏」「供養」などという言葉は仏教用語ですので、神式の葬儀では使わないのがマナーとなります。
文例をあげてみますと、

・仏式の「ご冥福をお祈りします」は、「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」となります。
・「拝礼させていただきます」
・「このたびは突然のことでございました」
・「お知らせをいただき、ありがとうございました」

こんな言葉をあらかじめ用意しておくと、慌てずに参列できるはずです。

4-8.服装や香典のマナー

ここでは神式の葬儀に参列する際の、服装や香典のマナーの概要を紹介します。
神式葬儀の服装は、仏式と同様、礼服で問題ありません。 神式の葬儀では数珠は使用しません。

香典袋の金額と表書き

参列時に持参する香典の金額は、仏式の葬儀との違いはありません。

・隣近所       3,000~5,000円
・友人・知人     5,000円
・友人・知人の家族  5,000円
・会社関係者     5,000円

のしの表書き

香典に関して気を付けておきたいのが、表書きとのし袋です。
不祝儀袋は、無地ののし袋に白黒や双白、もしくは双銀の水引きを使用します。

「蓮の花」の印刷されているものは、仏教用ですからNGです。
表書きは薄墨で「御玉串料」か「御霊前」と記入します。
(香典についての詳細は、この後、宗教別に「香典のマナー」として整理しましたので参照ください。)

4-9.供花

葬儀、神葬祭では、仏教の葬儀と同様に菊や百合などの花種が使用されます。
なかでも白い菊の花は、

多用に使われます。贈り方についても、仏教の場合と同じと考えてさしつかえありません。
本来、神道では伝統的に榊が贈られてきた習慣がありましたが、現在は喪主である祭主が榊を供え、他の人は花を供えるという形式になっています。

おまけ:香典のマナーについて

引用元:http://setsuyaku-monogatari.net/sougi-koudenn

引用元:http://setsuyaku-monogatari.net/sougi-koudenn

ここでもう一度、仏教、キリスト教、そして神道の香典のマナーについてまとめておきたいと思います。

香典とは、故人に対する供養の気持ちを表わすものであり、線香や花の代わりとして通夜や葬儀の際に持参するものです。
もともとは香典には葬儀という突然の出費に対して、お互いに助け合う意味もあったといわれています。

仏教だけでなく、神道、キリスト教においても香典に該当するものがありますが、宗教によってのし袋に書く表書きが異なりますので、訃報の連絡を受けた時には必ず宗教を確認するようにしましょう。

仏教の香典について

「香典」とは故人に対する供養の気持ちを表わし、故人の冥福を祈り供養をするために捧げるものです。
本来は、線香なども供物として備えますが、現代では、香典という場合は、主として現金をさします。

香典を持参するならわしは仏教以外にもありますが、表書きやのし袋が異なります。仏式の香典袋は、白無地か蓮の花の絵柄が入った包みになります。ここに「御霊前」とか「御香料」または、「御香典」と表書きをして、白黒か双銀という水引をかけたものを用意します。

この表書きは、宗派によって違ってきます。
浄土真宗の場合は、香典の表書きに最初から「御佛前」と書きますし、京都においては、宗派に限らず「御佛前」と書き、黄白水引の結び切りとします。

地方によって、作法が違うので、こうした点には注意が必要です。
それ以外の宗派でしたら「ご霊前」で大方大丈夫です。また「御霊前」は通夜・葬儀のいずれでも使 えますから便利です。
なお、「典」や「仏」という漢字は略字です。正式には「奠」や「佛」と書くことになります。

【仏教】香典袋に入れるお金の包み方

これで香典の表記は整いました。
後は、お金を包むのですが、香典に包むお金に新札を使うのはマナー違反になります。

新札では「訃報に備えて、前々から用意していたよう・・」というのが理由です。
だからと言って、しわになったお札を用いるのもマナー違反です。
真新しいお札を入れる場合には、一度、折り目をつけて使用しましょう。お札の入れ方もマナーがあります。

【仏教】お札の入れ方

お札の向きはそろえます。
お札の表側が中袋の[裏側]になるように入れます。

香典袋の「裏側」の折り方

香典袋の「裏側」の折り方にも注意する必要があります。慶事とは逆と考えましょう。

先に下側を折ります。
次に、上の折りを重ねます。返しが下に向くことで、悲しみを表すと言われております。

【仏教】注意点

・偶数とするのを避けること!
金額や紙幣の数を偶数とするのを避けることに気をつけましょう。
4という数字は「死」を連想させますし、9という数字は「苦」を連想させますので、こうした金額は避けるのがマナーとなります。

【仏教】香典の金額の相場

本来は、香典は志で出すものですから、それぞれの方の考えや経済事情に合わせて考慮すればいいことです。
故人にお世話になった度合によって違いますし、一概にこの金額でなければいけないとは言えませんが、一応の目安はあります。

香典の額は、故人や遺族との関係が密接であれば、その分高くなるのが原則となります。
年齢や肩書きなどによっても違ってきますし、故人と親密度が高い場合は、多めに包む こともあります。

・両親             100,000円
・兄弟・姉妹         30,000円
・親戚            10,000円
・祖父母           10,000円
・勤務先の上司・同僚・部下  5,000円〜10,000円
・取引先関係         5,000円〜10,000円
・友人・知人・その家族    5,000円〜10,000円
・近所の方          3,000円~5,000円

キリスト教の弔慰金について

仏式では、お香典と呼ばれるますが、キリスト教式の場合は「弔慰金」といいます。
キリスト教の場合ののしの表書きは「御花料」(プロテスタント) 「 御ミサ料」(カトリック)などと書きます。

相手の宗教が分からない場合には「御霊前」という表書きは宗教を問わずに使えるとされています。
蓮(はす)の絵が付いている香典袋は、キリスト教式の葬儀には用いないように注意をしましょう。

【キリスト教】のし袋の選び方と水引き

・十字架の絵が付いたもの、または百合の花がついた白無地を使います。なければ、白封筒でもいいでしょう。
・水引きは原則的にかけません。
・蓮(はす)の花の絵がついているものは、仏教専用ですので使えません。
・墨の薄墨を用います。悲しみの涙で文字が滲んでいるという気持ちを表わすと言われています。
・名前はフルネームで書きます。(夫婦の場合、夫の氏名だけを書いても良いのですが、夫婦とも 故人にお世話になった場合は、中央に夫の氏名を書き、左に妻の名を添えます。)

【キリスト教】弔慰金の相場

金額については、仏式や神式の相場と ほぼ同じで考えてかまいません。
キリスト教式の葬儀では 仏式の通夜にあたるものが前夜式、そして告別式にあたる葬式が行われます。

前夜祭の受付で弔慰金を渡し 記帳するケースが大半です。
前夜式で香典をすでに渡している場合には、翌日の神葬祭では、記帳だけでいいのです。金額については、仏式と同額位で大丈夫です。

神道の香典について

【神道】のし袋の選び方と水引き

白無地の袋を使用します。そ
れに、一色の結び切り水引をかけます。

・もし水引きのあるものを使う場合には、神道の場合には双銀または双白の水引きにします。
・蓮(はす)の絵がついているものは、仏教専用ですので使えません。
・墨については、薄墨を用います。
・書き方については、会葬者の氏名をフルネームで書きます。

【神道】のし袋の書き方

神式では白の包みに「御霊前」「御玉串」と表書きします。
神式の場合も宗派は多いですが、それによって表書きが変わることはありません。

神式では、香を使わないため香典とは言いません。
包むものも、白無地の包みに「御霊前」「御玉串」と表書きします。
あるいは「御榊料」「御神饌料」などとも書きます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
仏式、キリスト教、神道葬儀の流れとマナーについてみてきました。
マナーだけ見ると理解が難しい部分もあるかと思いますが、その宗教の持っている教義にさかのぼって考えますと、マナーもその延長上にあって理解しやすくなったりするのではないでしょうか。

一番マナーが多いのは仏式葬儀ですが、最近では一日葬、家族葬なども話題となってきて、葬儀の儀式そのものも簡略化され香典、供物など辞退するという葬儀も首都圏を中心に広がり始めています。

それと並行して、マナーも流動的になっているようです。そのようにして考えますと、マナーも、歴史や伝統を体現している文化のひとつとして変化していくものなのでしょう。

そうした文化を背負った葬儀マナーの知識をひととおり知っていますと、突然の葬儀であっても、戸惑うことなく参列できるでしょうし、また弔意の意味も深化するのではないでしょうか。

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