自民党の下村博文総裁特別補佐(党東京都連会長代行)は12日のフジテレビ番組で、舛添要一都知事の政治資金流用疑惑などに関し、都議会で不信任決議案が提出された場合、都議会自民党が賛成する可能性を示した。都議会総務委員会が13日に予定する集中審議で「今までと同じような答弁をしたら納得できない。違法でないからよいという話ではない」と述べた。
一方、下村氏は「4年後の東京五輪・パラリンピックの期間中に都知事選をやるのは好ましくない」との見方を示し、「都議会は不透明だから即不信任ではなく、きちんと追及すべきだ」と不信任案提出を検討する野党会派に慎重な対応を求めた。
民進党の蓮舫代表代行は同番組で舛添知事について「自らまずはお辞めになるのが一番だと思う」と指摘したうえで、13日の集中審議で「ちゃんと答えないと不信任だ」と強調した。「4年後の五輪(期間中)に選挙ということは全く問題なくて、都知事の倫理が問われている」と述べた。