浦東空港で爆発、4人負傷=「爆発物投げ、自殺図る」−上海

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 【上海時事】日本人の利用者も多い上海市の浦東空港で12日午後2時30分(日本時間同3時30分)ごろ、男が突然、手製の爆発物を爆発させた後、刃物で自殺を図った。上海市公安局が発表した。爆発の巻き添えになった4人が負傷した。

 事件が起きたのは、空港第2ターミナルのチェックインカウンター周辺。公安局によると、男はリュックサックから、ビール瓶でつくった爆発物を取り出し、カウンターに投げ付けた。ビール瓶が爆発した後、リュックから刃物を取り出し、自らの首を刺した。病院に搬送され、救命治療中と公安局は説明している。

 周囲にいた4人の旅行客がビール瓶の破片で軽傷を負った。男が犯行に及んだ動機などは分かっていない。公安当局が捜査を進めている。

 上海の日本総領事館は「負傷者に邦人は含まれていない」と話している。空港当局は「航空機の運航には支障は出ていない」と明らかにした。