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【上海空港爆発】
ビール瓶で自作した爆発物投げる 男は自ら刃物で首切り重傷
【上海=河崎真澄、北京=西見由章】中国の上海浦東国際空港ターミナルで爆発が発生し負傷者が出た事件で、上海市政府は12日、男がビール瓶を使って自作した爆発物を起爆させ、その後に刃物で自らの首を切り、重傷を負ったことを明らかにした。
上海市の発表によると、12日午後2時26分(日本時間同3時26分)ごろ、男が背負っていたリュックから爆発物を取り出し、チェックインカウンター付近に投げつけて爆発させた。
その後、リュックから刃物を取り出し、自分の首を切り、その場に倒れ込んだという。
爆発でビール瓶の破片が飛び散り、現場にいた乗客4人が軽傷を負った。
爆発直後には、中国メディアが目撃情報などから2つの手荷物が相次ぎ破裂したと伝えていた。
国営新華社通信によると、負傷した乗客にはフィリピン人の男性(53)と中国人男性(67)、中国人女性(64)が含まれ、頭部や手足を負傷しているという。