社会・文化

四分五裂する労組「連合」化学総連に続いて「金属労協」も離脱

「コメントは、次回の会見でしたい」

 民進党最大の支持母体、日本労働組合総連合会(連合、組合員数約六百八十万人)が五月十九日に開いた定例記者会見。会長の神津里季生は、記者から全国化学労働組合総連合(化学総連、組合員数約四万六千五百人)の連合離脱方針について聞かれ、苦悶の表情を浮かべた。しかしこの時、神津がさらに大きな懸案に悩んでいたことは、ほとんど知られていない。

 参院選を間近に控え、自動車、電機、鉄鋼、造船・重機などの大手製造業の労組で構成される、組合員数約二百万人の全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)が、内々に連合との政治協力解消を決めたのだ。金属労協に所属する五労組(自動車総連、電機連合、JAM、基幹労連、全電線)も連合離脱の動きを見せ始めた。背景には、金属労協にとって宿敵である共産党と民進党が手を組んだ、いわゆる「民共合作」への並々ならぬ抵抗がある。金属労・・・
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